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今様のオーディオ [趣味]

毎日新聞 パイオニア 「電力線通信」利用のオーディオシステム発売

 パイオニアは28日、家庭内の電力配線を情報のやりとりに利用する「電力線通信」(PLC)の仕組みを使ったオーディオシステム「ミュージック・タップ」を、3月下旬に発売すると発表した。スピーカーを電気コンセントにつなぐだけで、デジタル信号化された楽曲がステレオ本体から電力線経由で配信される仕組み。各部屋ごとにスピーカーを置くと、1台のステレオで家中どこにいても音楽を楽しめる。昨年10月に国内で解禁されたPLCを家電に応用する初めての事例になる。
 本体部と大小二つのスピーカーが基本セット。本体部に手持ちのデジタル携帯音楽プレーヤーやCD・MDプレーヤー、パソコンなどをつなぎ、とりためた楽曲をスピーカーに伝える。同様本体部も電気コンセントにつなぐだけで良い。
 寝室や居間用の大型スピーカーにはリモコンが付き、音量や選曲も電力線経由でコントロールできる。台所やトイレ、玄関などで使う小型スピーカーは人を感知するセンサー付きで、帰宅した瞬間に音楽が流れるような楽しみ方もできる。
 希望小売価格は基本セットで6万8000円。スピーカーは最大4台の増設が可能で、増設用スピーカーは大型が2万7000円、小型が1万9000円。当初は大都市圏の家電量販店で販売する。【斉藤望】


記事だけでは詳細がわかりませんが、かつて一時台前のオーディオファンだった私には隔世の感があります。
CD登場後、音楽ソースがデジタルとなり、かつてのオーディオの価値観はみな吹っ飛んでしまったのではないかと思っていましたが、この新製品もそれをさらに印象づけるものという気がします。

私がまだ未成年で、なけなしの小遣いをはたいて買い集めていたコンポーネントは、ダイレクトドライブモーターのレコードプレイヤー、アームやカートリッジにもこだわり、独自のセットでした。一頃はやった左右2電源のアンプ、雑誌に載っていたバックロードホーンスピーカー‥。一つひとつに愛着がありました。

現状のオーディオの世界から見たら、塩化ビニールに凹凸で音楽を記録し、カートリッジの針で左右両チャンネルの信号を拾うというのは、極めて原始的に思えます。しかしこれでかなりいい音が出ていたのも事実です。

こういう世代の私が、このパイオニアの新商品で、一瞬気になってしまうのが、他の家電製品のスイッチが入ったり消えたりした時に、ノイズが入ってしまうのではないか、という極めてアナログ的な懸念です。
しかしちょっと考えれば、コンセントを通るのはデジタル信号、きっとエラー修正機能もあり、ブレーカーが落ちでもしない限り、音質は何ら影響を受けないのでしょう。

私の想像ですが、早晩ブルーレイ・HDDVDも消え、当然CDも消え去ると考えています。CDもDVDも、モーターで円盤を回すという点においては、レコードの発想をまだ引きずっています。パソコンのHDもそうですが、記憶・記録媒体で、モーターで円盤を回すものはもうなくなるのではないでしょうか。既に小さなメモリスティックに1GBの記録ができる時代です。CDショップが将来まだ存続するとしても、何か四角い、回さないメディアを販売しているのではないでしょうか。


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