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大きなお世話 [グルメ]

読売新聞 政府がホテル・飲食店を採点、顧客満足度を公表へ

 政府は24日、サービス業の競争を促すため、顧客がどれだけ満足しているかを示す顧客満足度指数を算出し、公表する方針を固めた。

 2008年度以降に本格導入する方針を、政府の経済財政諮問会議(議長・安倍首相)が25日まとめる「成長力加速プログラム」に盛り込む。対象はホテルやレストランなどのサービス業とする方向だ。指数は毎年公表し、顧客満足度向上に向けた業界の自助努力を促す。

 顧客満足度指数は、消費者に〈1〉商品やサービスの質に満足しているか〈2〉値段に見合っているか〈3〉期待通りの内容だったか――などを聞き取り、苦情の有無や再購入意欲なども勘案し、100点満点で評価する。



あきれてものも言えません。こんなこと、なぜ政府が乗り出してやっているのでしょうか。とっくにYahooでもExciteでも、どこでもこうした口コミ書き込みやランキングは行われていますね。書店に行けば、そうした書籍・雑誌もあります。

それとも、議員のセンセイがたがお集まりになる料亭が、いつもワンパターンでそろそろ飽きたので、しもじもの庶民が食べても美味しいというお店を探させて、たまにはそこで会食をしてみようか、ということでしょうか。

またどこぞの知事も、アピシウスやひらまつばかりでなく、もっと色々なフレンチを接待費で食べに行こうと思っているのでしょうか。

こんなしようもないことにかける予算があったら、もっと国民のためになることに金を使って欲しいものです。

この調査に金をかけ、そしておそらく血税で点数の高かったそれらの店に議員や知事達が食事・宿泊に行く。こんな馬鹿げた図式に、国民が協力しなければならないのでしょうか。

‥でもきっと嬉々としてこの調査に協力する人たちがいるでしょう。そういう人たちは高級なホテル・レストランにたびたび足を運べる、余裕のある人種だし、最終的にこの調査で、議員や首長などと同様恩恵を被っていると言うことになるのかも知れません。

そうしたホテル・レストランに縁のない人に取っては、単なる血税の無駄遣いでしかありません。

そういう人たちも、それでも現政権を支持しているのが摩訶不思議、です。


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コメント 2

konaki

ボンボン宰相が憲法改定、教育法制改定に血眼になっている間に、官僚組織が自由に動き回っている感じですね。
この政策が、決定されたら、また天下りの外郭団体が作られて、調査自体は丸投げで、そこにまた天下りという、官僚のピラミッド組織が出来上がりそうです。

最近の新政策というのは、おバカなのが続いているように感じます。
by konaki (2007-05-23 00:37) 

筍ENT

なるほど、完了の天下り先団体設立も視野に入っているのかも知れませんね。

そうだとしたらますますひどい話です。
by 筍ENT (2007-05-23 00:49) 

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