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自衛隊はまだ健康的? [生活/くらし]

毎日新聞 海自:2等海曹、部下2人殴る 停職30日処分に  /神奈川

 海上自衛隊横須賀地方総監部は9日、寄港先の広島県呉市内で部下2人を殴ったイージス艦「きりしま」機関部の2等海曹(40)を停職30日の懲戒処分にした。2曹は10日付で依願退職する予定。呉地方警務隊が暴行容疑などで捜査している。
 同総監部によると、2曹は4月22日午前1時半ごろ、同市内の繁華街で海士長(27)の顔を殴って軽傷を負わせた。海士長が医師に言われた禁酒を守らなかったことに怒ったという。また同3時45分ごろ、艦内の操縦室近くで寝ていた別の海士長(20)が親睦会に参加しなかったことに立腹し、顔を殴って軽傷を負わせた。【内橋寿明】



この記事を読んで、まだ日本の自衛隊は健全なのかと感じました。上官が部下に暴力を振るった事件の全てが表沙汰になっているのかどうかはわかりませんが、このニュース記事のようにきちんと報道され、またその上官に処分が下されているのなら、まだ安心できます。

何を連想しているかと言えば、第二次大戦下の日本軍です。よく耳にするのが上官によるいじめ。訓練等で鍛えていたり、規律を守らせるのに体罰を加えるというのならまだしも(それも決して良いことではありませんが)、上官のストレス発散に、意味もなく部下に暴力を振るうなど、いじめ社会が形成されていたということです。
こうした状況で、兵役中の男が一番安らげる場所はトイレであったとも聞いたことがあります。

戦争そのものが人心を荒廃させます。そしてその軍の中でもこうしたことが起き、日常化してしまう危険もあります。

自衛隊の自衛軍化→戦場での犠牲者の増加→兵力低下に伴う徴兵制の開始、というステップが目に浮かびます。学校で発生しているいじめが、再び軍に発生する日も近いのかも知れません。


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yokohamachuo

まさに筍ENT様ご指摘の通りです。
私は、昨今の憲法改正論議自体が「徴兵制の導入」を主眼に置いたものであるとしか思えません。
by yokohamachuo (2007-06-14 11:36) 

筍ENT

コメントありがとうございます。
私もまさにそのように危惧しています。実に第二次世界大戦をもう一度やりたいのかと思われるような動きばかりが目につきます。
戦争が景気浮揚の一番の特効薬と思っているのかも知れませんが、その陰で払われる大きな犠牲のことを何も考えていないのが今の政治屋です。

民主党がこうした動きの抑制に働いてくれれば良いのですが、改憲には反対していないし、鳩山由紀夫までが徴兵を口にしています。

日本の平和主義者は一体どこへ行ってしまったのでしょうか。
by 筍ENT (2007-06-14 11:52) 

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