SSブログ

カレーと米 [グルメ]

asahi.com 【茨城】カレーに合う新品種米「華麗舞」デビューへ

 新潟県上越市の旧農水省北陸農業試験場で79年に開発されたが、用途がなくてお蔵入りになっていた米の新品種が、つくば市の研究者の尽力で、28年ぶりに脚光を浴びている。日本人好みの軟らかさだが、表面はさらさらしてカレーにぴったり。昨年、「華麗舞(かれいまい)」の名で農水省に命名登録され、ハウス食品が商品化を検討している。

 この米は食味より多収量をめざして開発された。国産の「アキヒカリ」と、インディカ米の「密陽23号」をかけ合わせ、「北陸149号」の名で系統登録された。だが、栽培試験では期待した収量は得られなかった。

 日本の米のもちもち感と、ソースになじむインディカ米の性質をあわせ持つ食味に特徴を見いだした開発者で、北陸農試(現・中央農業総合研究センター)の三浦清之さんが、91年ごろ、試食会にカレーライスを出してみた。だが、結果は好、不評が半々。米余りの状況もあって開発は95年に打ち切られた。

 復活の縁を取り持ったのは、三浦さんの元同僚でつくば市の食品総合研究所の大坪研一さんだ。名古屋市で04年に開かれた学会で、大坪さんはハウス食品の研究者の北川泰弘さんに出会った。カレーの試食会での印象を覚えていた大坪さんが「おもしろい米がある」と持ちかけ、三浦さん、ハウス食品との共同研究が始まった。

 内部はコシヒカリと同じ軟らかさながら、2倍の速度でソースとなじむことがデータで確かめられた。つくば市で今春開かれた一般向けの試食会でも好評だった。北川さんは「コシヒカリとは一線を画す新しさがある」と期待する。

 ハウス食品は今春、新潟県妙高市の農家と契約して生産を始めた。手始めに、初年度の収穫米で自社製品の購入者に華麗舞をプレゼントするキャンペーンを検討する。ただ、精米がやや難しいなどの問題もあり、商品化の時期は未定だ。

 コメの品種開発は、全国で毎年3000種の交配試験が行われるが、普及する価値が認められて命名登録されるのは5種類ほど。栽培試験に平均8~10年かかるが、その間に社会の需要が変わってしまうことも多い。

 「長い目を持ち、常にいろいろな品種の候補を用意しておくことが米の品種開発には重要」と大坪さん。開発者の三浦さんは「消費者は甘くない。真価が問われるのはこれから」と話している。

カレーに合う米という品種改良楽しみです。そのまま食べる時に米の真価が一番発揮されると思いますが、インディカ米のようにチャーハンに向くものもあり、本ニュース記事の米のように、カレーソースがよく絡む米というのもあっても良いですね。

ただ気になるのが、カレーと言っても千差万別。インドカレーと欧風カレーではかなりカレーソースの粘度にも差があります。

上はインド式カレー夢民のソース、ほとんどさらさらのソースです。下は欧風カレーペルソナのソース、仕込んでからの時間にもよりますが、かなりドロドロです。
この他に、私は個人的にはあまり好きではありませんが、スープカレーもあります。ご飯をスプーンにすくってカレーにくぐらせて食べるというやり方をさせる店もありますね。

おそらくハウス・グリコ・S&Bのような、家で作るカレーを想定して開発していると思われますが、カレー専門店が果たしてこの華麗舞を採用するかどうか、また色々食べ比べてみたいものです。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

アメリカ人と二輪車路面電車 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。