障害者施設の管理責任 [その他(医療関連)]
毎日新聞 障害者施設 胃の中から手袋10枚、男性重体 香川
香川県坂出市府中町の重度心身障害者支援施設「瀬戸療護園」(横倉直登園長)で今年7月、入所する20歳代の重度障害の男性が吐血、搬送先の病院で胃の内部から排せつ介助用手袋(塩化ビニール製)10枚が見つかっていたことが5日、分かった。胃と十二指腸が傷つき摘出した男性は、現在も重体が続いている。県警も既に4日、業務上過失傷害容疑で同園を家宅捜索。施設関係者らによる虐待の可能性もあり、慎重に捜査を進める。【三上健太郎、矢島弓枝、松倉佑輔】
捜査1課の調べでは、同園で7月10日未明、男性が個室で吐血して苦しんでいるのを、巡回中の職員が発見。病院で手術を受けた際、胃と、その下部にあって小腸とをつなぐ十二指腸から使い捨ての介助用手袋が出てきた。胃には穴が開き、十二指腸は壊死(えし)していた。
男性は昨年7月入所。知的・身体障害があり、通常は個室内で生活。食べ物以外も口に入れる行動もあったが、つかまり立ちは困難。このため、自ら手袋を取りに行くことは難しく、施設関係者が個室に持ち込んだ後に置き忘れたか、飲ませて虐待した可能性もあると判断、家宅捜索に踏み切った。
同園の説明によると、手袋は、介護士が入所者の紙おむつを交換する際に使用。男性の個室内にあるタンス(高さ1.5メートル)の上の紙箱の中に入れてあったが、男性の手は届かないという。他に手袋が個室に持ち込まれるのは原則、介護士の巡回時に限られるという。
県警は今後、押収した資料や施設関係者からの事情聴取を進めて原因を特定、施設の管理責任も追及する方針。県警には7月中旬、施設関係者とみられる人物から通報があったが、施設側からの相談や届けはなかった。
一方、県は7月中旬から下旬にかけて施設職員や入所者らに聞き取り調査を実施。8月2日、同園に対し厳重注意し、再発防止を指示した。
5日午前、横倉園長らが会見。「男性が手袋を口に入れているところを目撃した職員はいない」としたうえで、「職員約50人に聞き取り調査をしたが、虐待はないと確信している。こうしたことが起こり、管理不足と言われても仕方がない」と謝罪した。
瀬戸療護園は、1990年4月開設。社会福祉法人「瀬戸福祉会」(横倉直登理事長)が運営しており、日中の利用者が約70人、うち入所者が約50人。
警察にも“想像力”というものがないのでしょうか。こうした障害者施設で入所者に対するケアがどれだけ大変で、職員の苦労や重労働を伴うものであるか。
だからそれが全ての免罪符になると言うことを書くのではありません。しつこいと言われようと繰り返し書いてきた業過致傷罪に関することです。
今回の事故が、事故でなく万が一誰か職員がこの男性に手袋を飲ませでもしたのであれば、それは虐待行為であり傷害罪となります。そうであれば当然刑事事件として裁かれるべきで、異論を挟む余地はありません。
しかしその後に出てくる「管理責任」がひっかかります。仮にこの手袋の箱が男性の手の届くところにあったとしても、職員の目の届かないうちにこの男性が口に入れて飲み込んでしまったとしたら、それを施設側の管理不行き届きによる業過致傷罪に問うつもりなのでしょうか。
本人及び家族・後見人に対して民事的な責任を負うことになる可能性はあるとして、そこで争議があれば民事裁判となるのは仕方ないでしょう。
しかしここでこの施設を管理責任の名の下で刑事訴追するつもりなら、こんな情けないことはありません。香川県警本部長や捜査一課課長は一日でいいからこの施設で働いてみなさい、と言いたいところです。
県警に誰かが通報したとのことです。故意犯罪があったのならいわゆる内部告発であり、正当と思われますが、そうでなければ施設管理者を貶めようとする悪意に満ちた行為です。
後者で、業過致傷罪で管理者を貶めようとする目的なら、そうした貧しい心を持ったたれ込み人間のつけいる隙を与えているのも、この「業過致傷罪」の存在だと思います。
少しだけコメントさせて下さい。
「しかしその後に~」の文面で、「仮にこの手袋の箱が男性の手の届くところにあったとしても」とありますが、手の届くところにあってはいけないのです。
介助中にしろ緊急時にしろ、所定の場所か手の届かない所に置き、行為を施さなければなりません。
気になるところがありましたのでコメントさせて頂きました、すみません
by 匿名 (2007-12-19 11:46)
コメントありがとうございます。確かにご指摘はもっともですね。入所男性の手の届くところに手袋の箱があることは不適切であったかも知れません。
そうすると民事紛争があれば、この点に関して民事賠償責任が発生する可能性はより高いと言えますね。
さて、その先です。一人ひとりの入所者について、水も漏らさぬ注意を払って当たり前、しかるに一箇所手袋の箱が不適切なところにあった。さあ施設管理者を刑事訴追しよう‥というのは決して正義ではないと思うのです。
必要なのはこの事故を、その後の施設管理に役立てること、そして必要ならこの男性や後見人に謝罪、賠償すること(民事解決)であり、この施設管理者を懲役、禁固、罰金刑に処すこと(刑事訴追)ではないはずである。これがかねてよりの私の持論です。
ご指摘ありがとうございました。
by 筍ENT (2007-12-19 20:59)
私のコメントに返答を頂きありがとうございます
必要なのはこの事故を、その後の施設管理に役立てること、そして必要ならこの男性や後見人に謝罪、賠償すること(民事解決)であり、この施設管理者を懲役、禁固、罰金刑に処すこと(刑事訴追)ではないはずである。これがかねてよりの私の持論です。
↓
この考えに異論はありません
ただ、その後の施設管理に役立てること、、、、ほんとに大丈夫なんでしょうか?
介護(医療系を含む)の業種の中で、重身や身障離れがすすんでいる昨今、人員不足の慢性化、それによる指導不足、、、、
昔から「目配り、気配り、心配り」が、福祉には必要となっていますが、技術だけ学んできた人たちが、施設の中で、またこういった環境の中で、どれだけの事をしていかれるのか?少し不安があります。
勝手な事を書いてしまい申し訳ありません。
被害にあった方(亡くなられた)とそのご家族に、本当に納得して頂ける誠意を、その施設はしっかりと取り計らうよう、、、私は願っています
詳しく言えませんが、そう思っています
by 匿名 (2007-12-23 10:32)
匿名さんのご指摘にまったく異論はありません。人員不足や指導不足の問題は深刻なのですね。こちらの問題については私は殆ど掘り下げていませんでした。
私がニュース記事で目についたのは、当事者の刑事訴追は事後の改善に何ら役立たない、という点でした。何か過失による事故がおきると、民事訴訟は当然ですが、警察・検察が出てきて誰かを有罪にしようとするのは、日本以外にあまり例をみないと聞きます。
ご指摘の、施設内でのスタッフの目配り、気配りなどが大切なのは当然です。刑事処分はもしかしたらスタッフの一部を刑務所に収容して人数を減らし、こうした施設の運営がますます困難になる可能性さえあります。
刑事処分は誰も幸せにせず、何も事後の改善に役に立たないと考えています。
コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2007-12-23 18:33)
私事で度々ご返答を頂き本当にありがとうございます。
私はただ、被害者とその家族の事を思うと、、、、、やりきれないんです。
今回のケースは、警察や児相、マスコミ関係に公表され、施設側は社会的制裁を
受けている事でしょう、、、、(この事が賠償問題に反映されれば良いのですが)。
こういったケースの場合、保険会社と施設側の「賠償金+誠意」で、どれくらいになるか想像出来ますか?
保険会社の算出では、1000万円くらいではなかろうかと推測します。
もし、その位になったとしたら、、、ご家族は(ご遺族は)どう判断したらよいのでしょうか?
保険会社の算出で「プラニッツ係数」というものがあります、その中では、重度身体障害者は「0」という値になってしまい、例え過失があろうとも賠償金は、記者会見でお詫びをした幹部達の年収分くらいにしかならないのです。
(あくまでも現況の推測です)
家族にとって、亡くなられた被害者への「誠意」というものは、過失の度合いではなく、生前の元気だった時と同じ身体に戻せるくらいに相当する金額、、、、、と思ってしまうのが本意ではなかろうかと私は思います。
そう思っても、法の下に泣き寝入りをしなくてはならないのが、重身や身障などに施設に入所している利用者とその家族のサガなんです。
まだまだ言いたい事があります、、、、、、、、
こちらの掲示板を使ってこの事件に提唱をならしても、、、、、
本当にごめんなさい
ここまで書くつもりはありませんでした
本当は私がすべてを話さなければならないのかもしれません
誰かに何かを話さなければならないのかもしれない、、、、、
いろいろ検索してこちらのブログに辿り尽きました
匿名ですみません、ありがとう
by 匿名 (2007-12-23 23:10)
こうした問題についていつも関心を寄せられ、詳しくご存じのようで感服致しました。
賠償保険のプラニッツ係数というのも初めて聞きました。
確かに冷徹に考えれば、賠償額は、生存していれば得べかりし生涯所得から、生活費を差し引いたものから算定されることが考えられ、それに関する係数なのでしょうね。
医療事故でもそうなのですが、裁判は結局金で解決を図るシステムなので、原告も被告も結局救われないということが問題視され、現在ADR(裁判外解決)が注目されています。それでもその和解に保険会社が理解を示さないと先に進まないであろうという問題点はありますね。
私が拙ブログで訴えて来たのは、被告(過失による加害者)に刑事処分を与えるな、ということでした。民事で解決を図るべきで、警察・検察は出て来るな、というのが趣旨です。
しかし、その民事解決もご指摘の通り、多くの問題を抱えていることを色々教えて頂きました。
もしHPやブログ等お持ち、または今後立ち上げられたらお知らせ下さい。私も民事解決に伴うこうした問題を色々知りたいと思います。
度々コメントを頂きありがとうございます。
by 筍ENT (2007-12-24 18:27)
ご無沙汰しています
申し訳ありまえん、HPもブログも持っていないんです
今回、このコメントは「瀬戸療育園・香川県」の事件ですが、じつは、この事件よりも一ヶ月程早い時期に、関東地方でも起こっていたのです、、、、、
本当はその事が言いたくて、誰かに訴えたくて、こちらに辿り着いたんです。
非公開になっている事件です
だから、その施設は社会的制裁を受けてはいないんです、、、、、
それでは
by 匿名 (2008-01-10 16:19)
情報ありがとうございます。
その関東地方での事件も同様のものなのでしょうか。
まず私の関心事から先に書かせて頂けば、その施設が過失を認めて入所者や家族に対して然るべき賠償と謝罪を行ったかどうか、が気になります。
これがきちんと行われていれば、必ずしもマスコミが取り上げ騒ぎ立て、糾弾することが必要とは思いません。
また、香川県の事件で取り上げたように検察・警察の出動はむしろ不毛と思います。
もしきちんと話し合いが行われず、十分な謝罪や賠償などの解決が出来ていないのであれば、それは民事法廷に持ち込むしかないでしょうね。
ここまでがいつも私の繰り返し書いてきた主張に沿ったものですが、匿名さんの前のコメントにあるように、本当はその先、その事故を無駄にしないこと、再発を防ぐこと、職員の教育・指導をきちんと行うこと、が大切ですね。
いずれもきちんと行われていないようであれば、必ずしも最良の方法ではないのかも知れませんが、マスコミの力を借りることも必要にんるのかも知れません。
この記事やコメントを読んで下さっている人の数は知れていますが、ここで公開されても構わないかとも思います。
コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2008-01-10 17:46)
お返事を頂きありがとうございます
香川の事件が現在どのように進んでいるのか?
私もいろいろ調べましたが分からないことだらけです。
以前にもコメントしましたが、、、あくまでも推測の限りではありますが
民事裁判を起こしても、1000万円多くても1500万円(ご遺族の慰謝料を含む)になるのではないでしょうか、、、、、
「命の価値」という判断を裁判所が明らかにすれば、この限りではありませんが、、、あまりそういった判例が見つからないのが現実です。
多分、香川のご遺族の方々は、先に「成年後見制度」にのっとり家裁で
手続きをしているのではないでしょうか?
死亡の場合、この手続きが必要かどうかは分かりません。
警察等、マスコミ等に公表され、ある程度の「社会的制裁」を受けた施設側の
今後の「管理体制」に注目したいところです
ただし、こちらの施設は「民立・民営」で、親族経営と聞いています
本当の改善を期待したいところですが、、、多分、「ゴム手袋の置き場所」と
「ゴム手袋の取り扱い方」の改善だけで終わり、、、児童相談所にはありきたりの改善案を付け足して、報告書をあげているのではないでしょうか、、、
事実を知らない私がこれ以上の事を言うのは遠慮します
今は、亡くなられた被害者の「無念さ」とご遺族の「憤り」を、施設側は誠意を
もって取り計らうべき、、、、、とせつに願うばかりです。
泣き寝入りだけはしてほしくない、、、そう思います。
私事については、もう少し様子を見てからお話います
これから正念場をむかえます
それでは
by 匿名 (2008-01-11 15:13)
私が鈍感でした。
匿名さんは、その関東で起きた事故について関係の深い方だったのですね。
もしお話が聞ける時期になったらぜひお知らせ下さい。
刑事訴追が不毛であるということは繰り返し書きましたが、民事訴訟も結局金の解決にしかならないということで、色々な裁判にあっても結局原告被告両者とも心の満足は得られないということが言われます。
本当はお互いに納得のできる話し合いの場から賠償までがきちんと決められると良いのでしょうけれどね。
私も香川の事案について続報があればチェックしてみたいと思います。
コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2008-01-11 23:17)
筍さん、ご無沙汰しております
メールをしようと思ったのですが、登録(ソネット)の方法が難しく、メールが送れません、ですからこちらにまたコメントとして書きます
何か香川の事件の事で情報はありますか?
こちらは伝えたい事が山のようにあって、終止がつかない感じです。
この掲示板に詳細は書けませんが、ただひとつだけ言えることは、
香川とは別になるかも知れませんが、筍さんと相反する考えになるかも
しれませんが、、、
やはり、過失を伴う事故を起こした施設(医療機関、福祉施設)は、
警察に通報し(内部告発も含む)、マスコミに公表し、場合によっては
刑事裁判を起こし、、、社会的制裁を「必ず」受けるべき、、、、
、、、そう深く痛感しました。
やはり、社会的制裁を受けないと、何も変わらないし、何も改善されないん
です、非公開なら尚更でした、、、
勝手な言い分かもしれませんが、「今は、家族の無念さ、苦しさ」を
あらゆる手段を講じてはらさなければならないと、思っています。
自分の人生も、家族の生命・人生も全てが台無しになってしまいました
この気持ちを、、、今どう表現したらよいものか、、、、もう悔しすぎて
涙も出ません。
愚痴みたいなコメントで申し訳ありません。
匿名より
by 匿名 (2008-02-16 00:47)
ご訪問ありがとうございます。
過失を為した施設が刑事処分を受けるべきと思わざるを得ないような状況に到ったのは、きっとその施設の態度が不誠実だったからなのでしょう。
何も改善がなされず、誠意のある謝罪もなければ、そう思ってしまうのもわからないわけではありません。
しかし、一般論として、過失そのものを罰するシステムはやはり廃止して欲しいのです。
強いて言えば、過失に対して誠意を持って民事賠償を行わない、或いは隠蔽しようとした時に、その「故意」に対して罰を与えるのはわかるのですが‥。
実際の匿名さんの直面している事件がわからないので、これ以上具体的なことが書けないのですが、本当は当事者の納得の行く解決が実現すると良いのですけれどね。
コメントありがとうございました。
by 筍ENT (2008-02-16 18:13)
ご無沙汰しております。
最近の私の事情ですが、なんか精神的に負けそうで、、、ダメになりそうなんです。 こんな愚痴みたいな事を書いてしまい申し訳ありません。
また載せてみます。
ありがとう
by 匿名 (2008-03-02 16:50)
色々情報を寄せて頂いているのに、お役に立てなくて申し訳ありません。
私の持論の刑事罰=業過致死傷罪廃止はさておいても、匿名さんのそばで起きている問題が、隠蔽や、被害を受けた方の泣き寝入りになってしまうとしたらそれは問題です。
何と申し上げて良いかわかりませんが、弁護士等の援軍を得て、負けずに頑張って頂きたいと思うばかりです。
匿名さんの活動が実を結ぶことを祈っております。
by 筍ENT (2008-03-03 23:21)
はじめまして。三十歳を過ぎた旧法の通所授産に通う重度知的障害者の親です。先生は障害者にやさしい、そしてするどい記事をお書きになっているので、かなり以前から、ときどきこっそり覗かせていただいておりました。
匿名さんのお気持ちは痛すぎるほどわかると申し上げた上で、あえてお話させていただきます。
さて、入所施設における異食、それもゴム手袋は、ありふれたといったら語弊があるかもしれませんが、過去何度も耳にした事例です。実際に知っている人はまるで手品のように異食対象を手にいれます。マンツーマンでも至難の業です。施設は圧倒的にマンパワーが不足しています。50人に対してたとえ30人介助者がいたとしても、三交代労働法遵守すればどんな状態だかおわかりでしょう。実際50人が50人なんらかの問題行動を抱えています。入所を断られたくないために隠して入所する人もおります。
脱線しましたが、私の意見は先生と同じです。
リスクの高い利用者こそがサービスを求めているのに、施設がリスクを回避せざるをえなくなることは避けたいと思います。
また、命の値段の件ですが、算定基準が遺失利益である以上(確か、男女や学歴職業なんかも関係しますよね)、重度障害者が人並みな給与で働く事例が増えることがいずれ反映されることもあるだろうと思ってそういったことにも関係しています。
すべては同根の国策の誤りなのですが、そういっては身も蓋もないので、できることをこつこつとしかないですね。
by アップルビーおばさん (2008-03-13 13:59)
ご訪問ありがとうございます。
最初にこのニュース記事を取り上げた時は、業過致死傷罪に対する批判がメインでしたが、匿名さんのコメントを頂戴し、色々考えさせられておりました。
実際に施設に通われる方の親御さんからの貴重な情報ありがとうございます。ご指摘の通り、現実には異食をはじめとして、施設での入所者のケアに必要なマンパワーの絶対的不足が最大の問題なのでしょうね。
他の記事でも取り上げて来た、医療費抑制が医療崩壊を招いている事態と構造が類似していると言えるのかも知れませんね。医療崩壊においては実際に医師がいなくなったり救急体制が崩れて来て、国民にも危機感が少しずつ浸透して来ていますが、障碍者の方の施設はどうしても社会問題として取り上げられる機会さえ少なくなってしまっています。
もっと大づかみな考え方をすれば、弱者に優しくない社会は成熟した社会とは言えない、と思います。今の日本は優しさのない、未熟または退廃した国家ということになりそうです。
コメントありがとうございました。
by 筍ENT (2008-03-13 22:03)
早速におやさしいコメントありがとうございます。
限られた資源を、必要なところに配分するということがなぜ出来ないのでしょうか。誰もが欲しがっては、だれも必要なときにもらえないことになります。
まさにおっしゃるとおり、日本は退廃のきわみです。
ポピュリズムやセンセーショナリズムに席巻されていると感じます。
子供の頃、社会科でハースト系のイエロージャーナリズムを例に引き歴史に学ぶように授業を受けたことを思い出します。
同じ省庁ですので、障碍者施策と医療施策のすすめ方もよく似ています。公的責任から自己責任へ、公から民へ、医療であれば国民皆保険から民間保険へでしょうか。
すすめ方はこうです。まずはじめに大衆の欲望をかきたてます。そして飴で誘い移行させたあとははしごをはずします。
なんとか委員会などや関係団体などや御用学者が後押しします。
この委員には裸の王様の子供のような人はおよびがかかりません。
マスコミも法案成立前や法施行前には黙して報道しません。
ことすでに遅しとなってから「ひどい」などと報道するのです。
これは確信犯としてされております。
飴は障碍者施策では「措置から利用制度へ」です。医療ではスーパードクター報道や医療過誤報道です。障碍者施策ではこれによってパンドラの筺をあけることに成功しました。支援費制度という飴は一瞬ですぐさまはしごをはずされました。
その自立支援法は施行数日前でもまだ内容ははっきりわからない始末でした。(後期高齢者医療も同じですね。)
法成立に尽力した人たちは、その後いろいろな形で失脚しました。
もうご用済みだったのですね。
ノンキャリの星などと呼ばれておられるかたはご自分の運命はすでに定まっていることをご存じなのでしょうか。
先生のおやさしさに甘えて憤懣を放出してしまったことをおゆるしください。
by アップルビーおばさん (2008-03-16 15:46)
アップルビーさんの情報には感服致しました。
自助や小さな政府の名を借りた障碍者対策や医療保険に関しての施策の進め方についての策は巧妙かつひどいものですね。
このあたりは私が勉強不足でよく理解していませんでした。これ以上国家・厚労省の暴走を許してはなりませんね。
こういう時に朝日新聞や毎日新聞にしっかりしてもらわなければならないのに、何をやっているのでしょうか。
またこうしたことについてもご教示ください。ありがとうございます。
by 筍ENT (2008-03-16 18:56)
ご無沙汰していました。
筍さん、アップルビーさん、コメントと助言をありがとうございます。
残念ながら今の自分の心境・立場・精神状態では、お二方がコメントして
下さった世の中の大きな「出来事・変化・偽り」に対する真摯な思いや
考えには、正直言ってついていかれないんです。ごめんなさい。
今の自分は、ベッドの上で植物状態でレスピレーターに延命を委ね、チョーブやコードに巻かれた自分の家族の手を、毎日ひたすら握って、さすって、頬に寄せ、
オデコと伏せたままの瞼にキスをして、、、、、
いつくるかもしれない最期に怯えながら、暮らしています。
「社会的制裁」・「責任の所在」・「改善と反省と償い」、、、
未だ何もされていないんですが、もういいです。
自分の家族が、せめて元の重度の状態でいいから、以前の家族に
戻してくれるだけでいいんです、、、
とても難しい事なんでしょうけど、、、そんな事を「無理」に考えだしている
怖い自分がここにいます、、、もう精神的に窮地に立たされている自分が
よくよく理解できるようになりました。
アップルビーさんへ
通所授産施設に通われている利用者(児)さんの親御さんなんですね、、、
これはもしかすると自分だけの考えかもしれませんが、、、障害者はレベルも
階級もなく私達と同じ平等であるという事を前置きして、、、身体的・知能的
に、健常者に近ければ近いほど療育や療護が大変で困難になります。
通所施設から帰ってきてからの自宅での生活介助は、一般の子供さん
と同じように、、、と言われる方々もいるかもしれませんが、実際は説明
出来ないくらい大変な場面があるんだと確信しています。
それでも、歩けたり食事が自助出来たり言語が出来たりと、ほんの少し
羨ましく思ったりするのも事実です。
自分の家族は重身入所です、重身の利用者(児)さん達はほとんどが
手品師のように異食対象物を簡単に手にいれる事は出来ないんです。
どうかここのところはご理解下さい。
今、なんとか前に進む為のきっかけを探しながら生きています。
またまた長いコメントになりました、申し訳ありません。
また来てみます。
匿名
by 匿名 (2008-03-21 12:24)
匿名さん、アップルビーさんの、現実にご家族がこうした施設に直接関わっているケースを聞かせて頂くにつけ、第三者的な立場からのコメントしかできない自分に無力感を感じます。
ここからはお二人に教えて頂くことばかりで、私はただひたすら自分の力不足を恥じるばかりです。
匿名さんのご家族の方が何とか少しでも快方へ向かうことを祈るばかりです。以前、植物と診断されても、ご家族のスキンシップや語りかけで奇跡的に意識を取り戻したケースを新聞記事で読んだこともあります。
無責任な発言になってしまったら却って申し訳ないのですが、ぜひ望みを持って接してあげて頂ければと思う次第です。
またお気づきの点がありましたらお寄せ下さい。
ご訪問・コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2008-03-21 21:53)
筍先生、匿名さん
いろいろ教えていただき有り難うございました。
匿名さんのご家族様の状態、つらく悲しく拝読いたしました。
子供には医学の常識では計り知れないことが起こることもままあるとも聞きます。
奇跡のようなものが起こりますよう願わずにはおられません。
どうぞ、お大事になさってください。
日々、重度知的障害、行動障害あり、といった方々をみていて、入所施設のあまりのマンパワーの不足を痛感していたため、思わず乱入してしまいました。
心身と知的はちがうのですね。
東京都の重度心身障害者施設は、支援費制度の前の話ですが、地方の知的障害者入所更生施設に比べて、一人あたり10倍以上の公費が投入されているとのことでした。
ですから、匿名さんの事例については、マンパワーの不足といった指摘はとんちんかんだったと思います。
賠償も純粋に「いのち」に対してという算定基準になればいいですね。
命は地球よりも重いと聞かされていたのに、法の世界は私たちの常識とは違う世界のようです。
現状は「遺失利益」といった基準ですので、それならば重度障害者の方が働いて給与を得る事例を作る必要があるかなと思いました。
昨今の過度に安心を求める風潮、異常なコンプライアンス重視、責任追及のマスヒステリーなどに危機感がありました。
施設がリスクの高い利用者を避けるようになるのではないかと思ったのです。
社会保障の分野は危機的だと思います。
医療のないところには医療過誤は存在しない、福祉のないところには弱者という概念は存在しない。
そんな自滅世界を私はのぞんでおりません。
年寄りの世迷い言とお許しください。
by アップルビーおばさん (2008-03-24 15:49)
ご訪問ありがとうございます。
ご指摘のように、「過度に安心を求める風潮」、これは医療崩壊、医療事故事案で繰り返し取り上げて来ました。
医療は確実ではないということを広く知らしめて欲しい。これは「医療崩壊」の著者小松秀樹先生が繰り返し主張していることで、これを私も支持し、色々な事例を取り上げて書いて来ました。
福祉の世界ではどう考えたら良いのか。事故ゼロ実現は難しいと思いますが、起きてしまった事故にどう対応するか、もちろんそれが大きな課題ですね。
地球より重いはずの命はご指摘のような逸失利益という軽いはかりで算定されてしまいます。
ただ一方でお金をもらえばそれで遺族が満足するかという重いテーマも残ります。
私も引き続き考えてみます。
コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2008-03-24 22:06)
辛抱強くおつきあい頂き感謝いたします。
今はとても大変な日々を送っておられる匿名さまとも10年ぐらいたったらお話できるだろうと思います。
二度と同じような悲劇がおこらないように、弁護士さんともご相談なさって再発防止のポイントを押さえた勝利を期待しております。
知的障害者の親として入所更生施設の設立に関わった経験から申しますと、劣悪な支援しかできない施設であっても「必要悪」だということです。
世の中にはそんなところもあるのです。
自傷や他害、異食などがある最重度の知的障害者の家族が介護できなくなったときには、そんなところでも入れればラッキーの世界なのです。
山本譲二さんの御本「獄窓記」には、施設代わりに刑務所に入獄する知的障害者たちが登場します。
これもショッキングな福祉の貧困をあらわす本でした。
しかし、このような知恵を持ち合わせない多くの人たちがいます。
有り難うございました。
by アップルビーおばさん (2008-03-25 16:37)
こちらこそ本当に有り難うございます。
新たな情報等ありましたら、お寄せいただければ幸いです。
私も大いに参考になりました。
by 筍ENT (2008-03-25 23:20)
コメントありがとうございます。
アップルビーさん
「マンパワーの不足といった指摘はとんちんかんだったと思います。」
このコメントにはいささか心外です。
最近の慢性的な人員不足は、高齢者に伴う介護保険法による高齢者施設
での人員の供給・需要の上向きへのバランス(それでも高齢者施設等では
まだ人員不足です)、そして国策の傾きと偏り、、、、
重身離れ、身障離れ、知的離れ、通所授産離れといった障害者施設からの
(高齢者介護への)転身が目立ってきています。
重身施設が人員不足でも何とかやり遂げているのは、利用者(児)の
ほとんどが自ら動かずに、ベッドや車椅子や決められたフロアで日々の生活を
送っているからです。
前のコメントでも書きましたが、健常者に近ければ近いほど療護・療育が
大変で困難である、、、アップルビーさんがマンパワー不足を唱える気持ちは充分
理解しています。 とんちんかんではありません、理解して下さい。
自分の家族が受けた事故では、この掲示板では申し上げられない「隠蔽・
偽り・怠慢・不条理」があります。
もしかすると、賠償・慰謝料問題については民事で解決するのかもしれませんが、「隠蔽・・・」の問題解決、気持ちの整理については、やはり自ら公の場に出ていかなくてはならないのかな、、、、と最近思うようになりました。
(筍さん、すみません そちらと相反する考えになっています)
昨日は疲れてしまい介助を休んでしまいました。
何ヵ月かぶりに深い眠りに就く事が出来ました、、、眠っていると何も
考えなくてすむんです、、、情けない生活です。
この掲示板も自分の為の何かいい「きっかけ」になっているようです。
お二人のコメントを読んで、いろいろ考えたりすると、くよくよはしていられない
、、、そう感じます。 ありがとうございます
今日もこれから家族に会いに行きます
今日は何を枕元に置いてあげよう、、、、ケーキを買って行きます。
それでは、また立ち寄ります。
匿名
by 匿名 (2008-03-26 11:01)
匿名さんの言われる、マンパワーの高齢者介護へのシフト、という問題も、ご指摘頂くまでよく知りませんでした。そうした現実が障碍者介護をますます手薄にしてしまっている訳ですね。
ご家族の事故に隠蔽や怠慢があるとすれば怒りの気持ちを持つのは当然のことです。過失そのものというより、それを隠蔽することに問題が大いにありそうですね。
誰しも自分の身がかわいい、現状を維持するのに隠蔽という手段につい走ってしまう‥、しかしそれが障碍者の方のみならず、家族の人たちをも大いに傷つけてしまうことになってしまいます。
これを糾弾するのが、業過致死傷罪しかないとすれば、やはり法律が不毛です。過失を罰するのではなく、それをきちんと処理しなかったことを罰するべきなのだと思います。
医療過誤では、大いに問題をはらみながらも医療事故調の立ち上げが試みられています。こうしたシステムが障碍者施設の管理の上でも作られて行き、正しい運用がなされると良いのでしょうけれど。
あまり良い考えも浮かびませんが、またお立ち寄り下さい。
by 筍ENT (2008-03-26 19:55)
筍先生
これからもよろしくお願いいたします。
匿名様
重身もご多分にもれず人員不足なのですね。
失礼いたしました。
知的の場合は圧倒的な報酬単価の安さが雇える支援員の数を制限しています。
老人介護に転身も、数年前には私たちの身の回りにも多かったのですが、介護報酬の切り下げと景気の回復により現在は一般企業への転身が大多数をしめているようです。
賠償や慰謝料については不調法ですが、「隠微」については若干経験があります。
小出しにせず、しっかりと情報を収集し、相手に準備させず、うむをいわせぬ内容で一気呵成にことを行うことです。
そして、すべての利用者の今後につながることを約束させるのです。
そういった場合、かならず相手は誠意ある態度で接してきますが、そのなかに自分たちの都合のいいことも巧みに紛れ込ませますのでそのあたりは気をつけて逐一訂正しなくてはなりません。
私は、とっさにうまく答える自信がなかったので、想定問答の脚本を書いていきました。
驚いたことにその脚本は百パーセントあたったので、先方はぐうの音もでませんでした。
おおごとにはしませんでしたが、今後このようなことが(ミスではなく故意だったので)利用者に対して行われたなら決して黙ってはいないことも念押ししました。
匿名さんのような重大な事案ではなかったので参考になるかどうかはなはだ怪しいのですが、少しでもお役に立ちたく思いました。
by アップルビーおばさん (2008-03-26 20:45)
アップルビーさんの貴重な体験のお話にも圧倒されました。真の事故解決に向けて大変参考になります。
ありがとうございます。
by 筍ENT (2008-03-27 22:34)
筍さん、アップルビーさん
また立ち寄ってしまいました、申し訳ありません。
香川の事件(事故)の進展がありましたので
お知らせします。
こちらに貼り付けする技術がありませんので
下記を覗いてみて下さい。
↓↓↓
①3/19付 四国新聞 香川ニュース 社会面 過去の一覧 3/19
②3/22付 読売新聞 地域香川 過去の一覧 3/22
自分が究極に望んでいる内容ではありません
この出来事の前に、如何に改善・見直し・反省がなされ
どれくらいの誠意をもって遺族側に償いがされたか、、、、、?
何があっても円満な解決や気持ちの整理は出来ませんが、、、、
それでは
匿名
by 匿名 (2008-03-27 23:21)
ご訪問ありがとうございます。
ご紹介の記事は
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20080319000119
ですね。
新聞社の記事はすぐリンク切れになってしまうので、ここにコピーペーストしておきます。
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手袋ずさん管理で入所者死亡-園長ら書類送検へ
2008/03/19 09:51
昨年7月、香川県坂出市府中町の障害者支援施設「瀬戸療護園」に入所する重度障害の男性=当時(20)=の胃などから排せつ介助用の塩化ビニール製手袋10枚が見つかり、9月に死亡した事件で、県警は近く、施設のずさんな管理が男性の死亡につながったとして管理責任を問い、業務上過失致死容疑で、横倉直登園長(58)と中山貴博副園長(48)を書類送検する方針を固めた。
県警は当初、虐待の可能性もあるとみて慎重に施設関係者から事情を聴いていたが、行為者の特定に至らず、「故意による犯行」は浮かび上がらなかった。
全国の障害者・高齢者福祉施設で事故や虐待が問題化しており、事件化があらためて施設の管理体制、行政のチェック機能の再考を促すのは必至だ。
調べでは、横倉園長ら2人は、男性が食べ物以外も口に入れる症状があるにもかかわらず、手袋をずさんに管理。昨年7月に男性の個室内に手袋が持ち込まれ、結果的に男性を死亡させた疑いが持たれている。
事件は昨年7月10日未明、同園の個室で男性が吐血しながら苦しんでいるのを巡回中の職員が発見。搬入先の病院で胃などから手袋十枚が見つかり、十二指腸壊死(えし)と胃穿孔(せんこう)で損傷した臓器を摘出したが、9月末に肺炎を併発して死亡した。
県警は昨年9月上旬、業務上過失傷害容疑で同園を家宅捜索。司法解剖の結果などから死亡と因果関係があると断定し、容疑を同致死に切り替えて捜査する中で、「施設内の管理状況に問題があった」と判断、書類送検する方針を固めた。
県は昨年8月、同園に対する厳重注意処分を行い、再発防止を指示。併せて各施設に対する監査の強化方策を示し、施設内の事故や虐待の未然防止に努める方針を打ち出している。
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記事で一番大切なのは、最後にある事故や虐待の防止、ということなのでしょうが、ほとんど付け足しのような扱いになっています。一番やるべきことなのでしょうけれどね。
そして現行法では業過致死傷罪での立件を目指すしかなく、個人の糾弾のみで、被害者にも施設の今後にも資するところがないのは繰り返し書いて来たところです。
情報ありがとうございます。
by 筍ENT (2008-03-28 08:46)
筍ENTさん、ご無沙汰しております。
また立ち寄りました。
事故発生から1年が過ぎ、私の家族(被害者)は相変わらずベッドの上で脳死状態・植物状態のまま眠り続けています。
二人っきりでいると、病室にはレスピレーター(人口呼吸器)の換気の静かな音だけがこだましていて、時折鳴り響くSPO2のバイタルサインが体調の変動を教えてくれているようです。
事故発生からちょうど1年が過ぎようとしている頃、私の家族は「肺炎」と「胸郭水膜炎」を発症してしまい、いよいよこの時が来てしまったのか、、、、、
毎日祈る思いでベッドのそばに付き添い、萎縮して曲がり過ぎてしまった手を握り、自分の頬に摺り寄せては「お願いだからもう少し我慢してほしい、、、苦しいか?つらいんか?、、、」など人には聞かせられないような泣き言を言っていました。
家族は頑張ったようで、抗生剤の効果もあり、、、重篤を脱しました。
じつは、過失のある事故を起こした(施設側は認めている)施設側と、弁護士を通して賠償問題の交渉を進めているのですが、施設側の歩み寄りがいっこうになく、、、弁護士は次の交渉で歩み寄りがなければ民事裁判を起こしましょう、、、と助言してくれています。
未だに施設側では、「改善・対策・責任所在・償い」すべてにおいてクリアさせていません、また、事故当初の「隠蔽・隠滅・指南と不条理」が明確になっていない事が、私にとって大きく重たい負担になっています。
正直言って、、、もう精も根も尽き果てました、疲れてしまったんです。
誰でもいいから助けて欲しい、、、救って欲しい、、、そんな事ばかり考える毎日です。
今、後悔しています、、、事故当初、施設で事故があり救急病院のICUに搬送されて、、、その時は蘇生の直後という事もあり、虫の声の状態でしたがほんのわずかな自発呼吸があったんです、しかし、恐れていた熱発(40.8℃)があり、自発呼吸が止まりました。
その時、私は家族につながれていたレスピレーターの挿管チューブを外して、家族を抱きかかえ救急病院の屋上へ行こうとしてしまいました。
何をしてしまおうか、、、分かっていただけますか?
ICUナースに羽交い絞めにされ、止められてしまいました。
今の家族の無念さと自分の哀れさを考えると、あの時すべてを消去してしまえばよかった、、、、、ほんとに後悔しています。
叱られてしまうかもしれませんが、、、、ほんとに後悔しています。
またまた長い立ち寄りになってしまいました。
申し訳ありません。
匿名
by 匿名 (2008-07-24 01:04)
ご訪問ありがとうございます。
事故そのものが何であったかは、またお話し頂ける時になったら、ということにして、匿名さんのこれまでのつらさ、苦しみは想像を絶するものがあります。簡単に追体験できるものではありません。
誰が、どうしたらその苦痛を少しでも緩和することができるのか、私にもわかりません。
弁護士に既に依頼されているとのこと、真実を明らかにし、然るべき損賠を受け取ることが出来たとして‥それでも匿名さんが真に救われるとは思えません。
でもまずは、それが第一歩なのでしょうね。言われる通り、施設側の「改善・対策・責任所在の明確化・賠償」がまずは必要です。このまま動きがなければ、やはり民事裁判の力を借りるしかないのでしょうけれど‥。
何の力にもなれませんが、また書いて頂ければお待ちしています。コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2008-07-24 01:49)
筍さん、ご無沙汰しております。
「調停」という形をとる手段にしました。
そして、今日1回目の調停をしてきました。
今は、詳しい事を書く勇気も力もありません。
もう少し落ち着いたらお話しします。
今日はこの辺で
匿名
by 匿名 (2008-11-20 21:54)
ご訪問ありがとうございます。
調停は離婚などの時にも行われますね。両者の言い分を、判事ではない識者(元学校校長など)が聞いて、調停案を提示、合意を目指すというものですね。調停不調となれば裁判ということになるのでしょう。
うまく行くと良いですね。
コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2008-11-20 22:46)