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続・がんの宣告 [その他(医療関連)]

神奈川新聞カナロコ 医療従事者ら、がん告知の在り方考える/横浜

 医療現場で、がんの診断や再発などの「Bad News(悪い知らせ)」を患者にどう伝えるかを考える医療従事者向けのセミナー「がん医療におけるコミュニケーションスキル」が十九日、横浜市西区の市教育会館で開かれた。県立がんセンターと日本対がん協会の共催。看護師ら約二百三十人が参加した。

 がん医療の現場では、患者本人への告知が増加傾向にある一方、その受け止め方は患者一人一人の死生観などにより大きく違いがある。よりよい「伝え方」が大きな課題となっているという。

 県立がんセンター泌尿器科の三浦猛医師は講演で、「患者や家族との良好な信頼関係が告知の条件となる」と強調。「分かりやすい言葉で、本人の意思を確認して説明をする」「うそを言わず、時間をかけて情報を伝える」など、告知の際の基本的な姿勢を紹介した。

 また、ホスピス医として約四千人の末期がん患者の医療に従事してきた栄光病院(福岡県)の下稲葉康之院長の特別講演も行われた。下稲葉院長は、余命を宣告された父親のために病院で結婚式を行った女性や、三十六歳でがん告知を受けた娘をみとる母親の姿などを写真を交えて紹介した。

 その上で、「Bad Newsを伝えることは患者にとって、限られた余命を直視し、悔いのない人生の終結を模索するというQOL(生活の質)の向上につながる」と説明。「医療に携わる者にとっても、患者の生死を分かち合う役割を負うことが貴重ないやし、励みとなる」と意義を語っていた。

先の記事でも取り上げましたが、癌の告知、ことに治癒が望めない場合の宣告は昔からの大問題でした。しかし、何でも訴訟ばやりの今、癌宣告をしない或いは遅れるとそれを訴えられる事態が考えられます。あまり医師に悩んでいる時間はなさそうです。

現実にはまず家族に告知、家族に一任するケースもあるだろうし、家族の了解を得て本人に告知することもあるでしょう。
患者・家族との信頼関係が大切なのは言うまでもありませんが、モンスター家族や悪徳弁護士などにそれを壊されたくないと思います。

そして死因のトップになった癌に自分が冒された時のことを、時に考えておくのも一つの道と考えます。


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