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日本の魔女狩り [生活/くらし]

さきがけonTheWeb 判決への不満の電話60件、地裁に 藤里連続児童殺害

 藤里町の連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われた無職畠山鈴香被告(35)に無期懲役を言い渡した秋田地裁に、判決公判のあった19日から21日まで、「なぜ死刑にならないのか」「犯罪の抑止にはならない」などの不満を訴える電話が約60件寄せられていることが分かった。関東や東海、四国からの電話もあったという。

 地裁によると、少なくともここ数年、判決に対する不満の電話が一般市民からかかってきたことはないという。


秋田県藤里町連続児童殺人事件については、その公判において同じ団地に住む男性が「極刑を望む」という発言をしたことを取り上げ、その恐ろしさについて書きました。

この地裁の3月の判決は今までの判例などをもとに、極めてオーソドックスに導き出されたものであるという論評を読んだこともあります。いずれにしても法律のプロが考えて下した判決です。

これに異を唱えるのは言論の自由です。しかしそれは新聞への投書であったりブログへの投稿であったりするべきでしょう。当の裁判所に電話をかけて圧力をかけようとでも言うのでしょうか。

いっそう裁判員制度が恐ろしくなります。ヒステリックな、一面的なものの見方しかできないこうした人たちが、裁判所に電話をかけているうちはまだしも、判決を左右しかねないシステムを作ってしまうのです。本当に恐ろしいと思います。

死刑にされるということはどういうことか、無期懲役になるとどういう人生が待っているか。そういうことに対する想像力はそっくり欠如しているのだろうとしか思えません。仇討ち・意趣返しの単純思考しかない人たちに裁判員になって欲しくないと思いますが、防ぎようもありません。

司法崩壊を心から危惧します。
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