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廃止鉄道とBRT [旅行]

東京新聞 鹿島鉄道線路跡 『BRT実現化は可能』  /茨城

鹿島鉄道廃止前.jpg 鹿島鉄道の線路跡をバス専用の市道として整備して民間バスを運行させる「バス高速輸送システム(BRT)」の実現を検討する「かしてつ跡地バス専用道化検討委員会」(委員長・石田東生筑波大大学院教授)は七日、石岡市内で第四回会合を開き、BRT計画案をまとめた。今後は、法定協議会の場で計画案を協議するが、石田委員長は「全国的にみても先端的、新しい試みとして意義をもつこのBRTの実現化は基本的に可能」と結論づけた。

 計画案では、利用者を一日当たり千六百人と想定。石岡駅-旧常陸小川駅間(約七・三キロ)が現状ではバスで二十-二十五分かかる時間を十六-二十分に短縮。専用道を走ることで定時性を確保できるとしている。

 バス停は二十カ所に設置する。整備費用は基盤部分で五億八千万円、バス購入で一億円、全体で六億八千万円になる見通し。協議会は検討委の構成メンバーに住民代表などを加えて九月末に設置される予定。
(塙幸雄)


BRT中国.jpg中国などで幹線道路の中央をバス専用としているBRTとは基本的に発想が違って来ると思います。
むしろ中国のようなケースではもう少し追加投資して、鉄道か新交通システムにしてしまった方が、後々ランニングコストや“エコ”には良さそうな気がしますが、どうでしょうか。

一方、地方鉄道廃止線路跡を専用バス道路にする発想は、本当に優れているのかどうか私には量りかねています。専用道路として他の車両の通行を認めないというだけでは、もともと交通量の少ない地方にあってはメリットが大きくないようにも思えます。

さらに、専用道路として整備しても、それと交差する道路は何本もありそうです。要するに今までの踏切は全て交差点になることになります。まさかそこを立体交差にするほどの予算はないでしょう。そうだとすると、信号設置か、専用道路優先の交差点にすることになるかと思います。

鹿島鉄道踏切.jpg信号設置すれば、ある程度制御してバスが止まらないようにはできそうですが、やや所要時間を延長しそうです。信号を置かないと、今度は交差道路からの車両等と事故を起こす可能性が出て来そうです。

私などが思いつく問題点ですから、良い解決法があるのかも知れないし、実際にどのような交通システムができあがるのか、興味が湧きます。
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ブロガー(志望)

お邪魔します。
 日本自動車連盟の機関紙『JAF Mate』で廃止された鉄道路線をバス用
に転用した事例が紹介されていました。元鉄道路線は道路(バス用)として
は幅がギリギリみたいなみたいだそうです。道路でしたらいざという時には
緊急車両用に使えそうですが。
by ブロガー(志望) (2008-11-08 20:37) 

筍ENT

ご訪問ありがとうございます。

JAF Mateは私も時々見ているのですが、その記事は見逃してしまいました。
ご指摘のように、線路跡を道路にしても、幅は狭そうですね。まして地方の路線は単線が多く、バスがある程度の速度で走れるのかちょっと疑問もあります。
線路を撤去せずにDMVを走らせるのも良いかも知れませんね。

コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2008-11-08 22:51) 

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