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銚子電鉄 [旅行]

千葉日報 9800万円超す黒字 銚子電鉄07年度決算 鉄道、副業とも収入大幅増

銚子電鉄記事.jpg 銚子電気鉄道株式会社(本社・銚子市、小川文雄社長)が二〇〇七年度の決算を発表した。鉄道収入、副業収入とも経営危機に陥った二〇〇五年度と比べて大幅に増加。全業損益で九千八百万円を超す黒字を計上した。

 年間乗降客数は八十二万九千八百人。この十年で最も落ち込んだ二〇〇四年度の六十五万二千百人より、十七万七千七百人も増加した。これに伴い鉄道部門収入も伸び、同年度との比較で五千二百万円増の一億六千二百万円を計上。損益では相変わらず赤字だが、四千万円近かった二〇〇五年度よりも赤字幅は二千二百万円も減少した。

 ぬれ煎餅(せんべい)の販売が主体の副業部門は、収入が二〇〇五年度との比較で、ほぼ倍増し、千四百万円を計上。黒字額も初めて一億円の大台に乗せた。

 同社は前社長の不正借り入れ発覚後、金融機関の融資や国、県、市の補助がストップ。厳しい資金繰りを余儀なくされ、一昨年十一月には、国土交通省から業務改善命令を受け、危機的状況に陥った。

調子電鉄ぬれ煎餅.jpg 同社ホームページで窮状を訴えたところ、ぬれ煎餅の注文が全国から殺到し、一躍、注目される存在となった。サポーターズなど支援組織も発足。乗降客数も増加に転じていた。不正借り入れ問題は前社長との間で和解が成立。同社が債権者に支払わなければならない、借入額の残額四千六百五十万円は、前社長が補てんするとの示談書が締結されたという。

 同社では来年度実施を目指し、車両の更新を計画中。二両一編成での運用により輸送能力の増強をしたい考え。また、ぬれ煎餅の安定供給のため、製造設備の強化に取り組む方針。

 改善工事も終了し、経営危機は一段落した格好だが、同社は「今後も安全保持のための工事は次々発生。工事費は稼ぎ続けなければならない」としている。


銚子電鉄車両.jpg銚子電鉄は、全国の経営難に陥っているローカル鉄道の一つの手本になるのかも知れません。

銚子電鉄のファンを増やし、副業のぬれ煎餅の売り上げも赤字減らしに大いに貢献し、経営を改善して来たようです。
しかし、具体的な手法については明らかでない点も多く、また他の鉄道が同様に副業に手をそめても、銚子電鉄のようにうまく行くとは限りません。
従って銚子電鉄のやり方を単純に演繹的に模倣してもいけないし、銚子電鉄自身も、いつまでもこの手法だけでは黒字経営維持は難しいと思います。

ではどうしたら良いか、私などにはわかりませんが、銚子電鉄がさらに存続して活躍してくれることを願っています。私自身は数回銚子-観音間を乗車しただけですが、廃止の憂き目などという事態にならぬよう、がんばって欲しいと思っています。
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yokohamachuo

ここであえて言うまでもありませんが、公共交通は「利用してこそ意義がある」のです。
筍ENT様も、たまには気分転換をする為にでもいいですから、鉄道に乗って遠出してみては如何でしょう?
by yokohamachuo (2008-11-18 00:00) 

筍ENT

ご訪問ありがとうございます。

本当にご指摘の通りです。私はなかなか出かける時間が取れず、記事やネットで鉄道の走る姿や車両を見るだけの、「乗らず鉄」になりきってしまっています。

快速「ながら」前身の「大垣行き」を皮切りに、長崎まで車中泊2泊で行ったのは20年以上前の話です。

銚子もバイクで行くことが多く、銚子電鉄は並行する道路から走る姿を眺めたのも10年以上前で、今や都内から出ることがまれになってしまいました。

色々な鉄道に実際に乗ってみたいですね。何とか時間を作って‥

愚痴のようなレスコメント失礼しました。コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2008-11-18 01:56) 

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