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都響プロムナードコンサート 09/03/29 [音楽/読書]

都郷プロムナードコンサート.JPG久しぶりにコンサートに行く機会がありました。
本当はもっと色々なオケと指揮者など、広く聞き比べて、評価すべきところ、結局エリアフ・インバルの演奏会にしか行っていません。

今回聞いたのは都響のプロムナードコンサートで、曲目はS.ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、P.I.チャイコフスキー交響曲第5番という、ポピュラーな組み合わせでした。

ここまでポピュラーな曲だと、つい“予習”を怠ってしまい、サビ?や耳に残った部分以外の曲をちゃんと押さえておらず、評価が難しいところもあります。

インバル都響2.jpgそれでも気づいたことがいくつかありました。
田村響のピアノとオケは特に対立もせず、美しいメロディーのラフマニノフを作り上げて行きました。

「チャイ5」で感じたのは、こうしたポピュラーな曲の時だけなのかも知れませんが、インバルが比較的細かいところにこだわって振っていたことです。例えば終楽章の終わりの方で、長調で奏される主題を最後に管楽器が鳴らしている時にその下でのヴァイオリンとヴィオラが3連符を弾いているところ、うねるような弾き方を要求しているのが、実際の弾き方からも、インバルのタクトからも見えました。

田村響.jpgさらにもっとついでに、この2曲の終わり方、ラフマニノフは「タンタカタン」で終わります。例えば直前に聴いて行ったガブリーロフ/ムーティの演奏ではスピードを落とさず終了しますが、インバルはブレーキをかけました。
同様にチャイ5でも、「ダダダダン」で終わりますが、ここでもインバルはスピードを落としブレーキをかけていました。そこまでの曲のエネルギーを響かせてテンポを落とさずに終了するのと、そこでブレーキをかけるのとどちらが良いか、それこそ指揮者の考え方次第なのでしょうが、インバルの姿勢を表す一つの指標になるのかも知れません。
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