警察・刑務所の人権蹂躙 [医療制度/行政]
西日本新聞 福岡・小1殺害 拘置所が外部診療拒否 被告、人権救済を申請
福岡市西区の小戸公園で昨年9月に小学1年の富石弘輝君(6つ)が殺害された事件で、殺人罪で起訴された母親の薫被告(35)が持病の線維筋痛症の痛みを訴えているのに福岡拘置所が外部の医療機関を受診させないとして、同被告が日本弁護士連合会と福岡県弁護士会に人権救済を申し立てていることが3日、分かった。
申立書は2月27日付。恒常的に全身が痛む同症の診断を2006年に受け、逮捕前には入院も検討していたことを記した上で、拘置所に外部診療を強く要請したが「緊急性がない」として拒否されたとしている。
申立書には「痛みがひどく、失神したこともある。助けてください」と訴える被告の手紙も添付。弁護人は「虐待であり、極めて重大な人権侵害行為。早急な措置を求める」としている。
これに対し、福岡拘置所は「外部診療は必要であれば行う。個別事例については答えられない」としている。
以前にも何回か取り上げて来ました。容疑者や刑事被告人、受刑者が医療を受ける権利が、警察・拘置所、刑務所によって不当に奪われています。中にはそのために死に至ってしまったと思われる事例も取り上げて来ました。
どんな犯罪を為して拘留されたり懲役刑を受けている人でもその人権は守られなければなりません。何か疾病があって、医療行為を受けられなかったがために健康被害を被ったら、その警察・刑務所等は当然厳しく罰せられるべきです。決して過失犯ではありません。未必の故意による傷害・殺人です。
もちろん繊維筋痛症に現段階で著効を示す薬があって、治癒に至る訳ではありません。それでも消炎鎮痛剤や抗うつ剤などの治療が行われて、それなりの効果が得られるものと思われるし、何よりその医療を受ける機会を奪う権利は誰にもないと考えます。
警察・刑務所の猛省を促したいと思います。
福岡市西区の小戸公園で昨年9月に小学1年の富石弘輝君(6つ)が殺害された事件で、殺人罪で起訴された母親の薫被告(35)が持病の線維筋痛症の痛みを訴えているのに福岡拘置所が外部の医療機関を受診させないとして、同被告が日本弁護士連合会と福岡県弁護士会に人権救済を申し立てていることが3日、分かった。
申立書は2月27日付。恒常的に全身が痛む同症の診断を2006年に受け、逮捕前には入院も検討していたことを記した上で、拘置所に外部診療を強く要請したが「緊急性がない」として拒否されたとしている。
申立書には「痛みがひどく、失神したこともある。助けてください」と訴える被告の手紙も添付。弁護人は「虐待であり、極めて重大な人権侵害行為。早急な措置を求める」としている。
これに対し、福岡拘置所は「外部診療は必要であれば行う。個別事例については答えられない」としている。
以前にも何回か取り上げて来ました。容疑者や刑事被告人、受刑者が医療を受ける権利が、警察・拘置所、刑務所によって不当に奪われています。中にはそのために死に至ってしまったと思われる事例も取り上げて来ました。
どんな犯罪を為して拘留されたり懲役刑を受けている人でもその人権は守られなければなりません。何か疾病があって、医療行為を受けられなかったがために健康被害を被ったら、その警察・刑務所等は当然厳しく罰せられるべきです。決して過失犯ではありません。未必の故意による傷害・殺人です。
もちろん繊維筋痛症に現段階で著効を示す薬があって、治癒に至る訳ではありません。それでも消炎鎮痛剤や抗うつ剤などの治療が行われて、それなりの効果が得られるものと思われるし、何よりその医療を受ける機会を奪う権利は誰にもないと考えます。
警察・刑務所の猛省を促したいと思います。
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