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道路の責任 [車/バイク]

神奈川新聞カナロコ 高い事故率改善へ、交差点対策工事完了/平塚

 国道1号と交差し、交通死傷事故率が高い平塚市明石町の「崇善小学校前交差点」の対策工事が完了した。車の走行ラインを分かりやすくし、見通しを良くするため植え込みの撤去などを行った。事故率の高い道路を改善する国土交通省の「レッドゾーン戦略」の一環。



 崇善小学校前交差点は、車の右折時に出合い頭の事故、左折時には自転車との事故が多く、県内二千カ所の、死傷事故が特に多い「レッドゾーン」の一つに上げられている。

 レッドゾーンとは、交通事故死者が全国で年間一万七千人を数え「交通戦争」という言葉が使われた一九七〇年当時と比較し、現在の事故率が上回る個所を指す。国交省横浜国道事務所が、本年度から集中的な対策に取り組んでいる。

 崇善小学校前交差点では、【1】右折指導線の改良【2】植え込みの撤去【3】防護柵をガードパイプに交換【4】停止線位置を前方に移動-を行い、走行ラインを分かりやすく、交差点の見通しを良くした。「自転車注意」の看板も設置しドライバーに注意喚起している。

 平塚市は同時に、「市交通安全総点検」で指摘のあった歩道橋から崇善小学校への歩道上の点字ブロックの移設を行った。

以前にも同様のニュース記事を取り上げたことがありました。こうした交通事故を誘発しやすい道路・交差点はこうして早急に改善を図るべきです。実際にこれで事故減少が実現するかも検証されなければなりません。

同時にやはり私が問題にしたいのは、常に自動車事故が起こると、その責任は100%ドライバーに押し付けられてきたということです。全て運転していた者が悪い、被害者に賠償せよ、運転に問題があったのだから行政処分に付す、死傷者が出た場合は運/業過致死傷罪で罰金刑か懲役に処す。

おや、道路構造にも問題があって、それも事故の一因ではなかったのでしょうか。しかもそれを国交省自体が認識したからこそこうした交差点改善工事を行ったのではないのですか。

事故の責任全てをドライバーに押し付ける考え方は改めるべきです。別に国交省官僚を罰せよとか、国道事務所の職員を咎めよと言っているのではありません。
不幸にして事故が起きてしまった時に、道路の構造等に問題がある場合には、道路管理者も一部民事責任を負担しても良いのではないかと考えるのです。さらにドライバーの行政処分、刑事処分(本来これは廃止して欲しいのですが)を決定するのに、こうした状況を十分勘案して欲しいと思います。

以前にも書きましたが、全てをドライバーの責任として押し付けるのは考え直して欲しいと考えています。


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