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二輪用安全装置 [車/バイク]

産経新聞 二輪事故けがを防げ ジャケット型でスマートに/エアバッグも登場

 体全体で風を感じるオートバイ。解放感が魅力だが、ひとたび路上に投げ出されれば、大きなけがも。そんな中、全国で初めて埼玉県警が二輪免許の技能試験に転倒の衝撃を和らげるプロテクターの着用を義務付けた。専門店では、実用的なジャケット型やエアバッグも登場。ライダーの命を守るユニークな防護製品に注目が集まっている。(三宅陽子)

 ◆時速190キロでも無傷

 県警交通企画課によると、県内の二輪車保有台数は約62万台(昨年末)。平成14~19年10月までの事故死者は約400人に上っている。受傷部位は腹や胸など上半身が全体の約3割。車のシートベルトやエアバッグのように体を守る装置がないため、投げ出されて負傷している。

 「ダイネーゼ・ジャパン」(東京都世田谷区、TEL03・5752・4095)では、ベストやジャケット型のプロテクター(約6万円)を販売している。胸や背中、腕などに装着するプロテクターは外側をプラスチックで加工。内側は柔らかなアルミのフレームが使われており、転倒の衝撃が吸収される。

 「サーキット場で走行中、時速190キロを出して転倒したんですが、プロテクターをつけていたおかげで無傷に近い状態で助かりました」と同社の鈴木裕さん(37)。

 二輪用エアバッグを開発したのは「無限電光」(名古屋市、TEL052・807・7750)。エアバッグはジャケットなどに内蔵。胸部には二酸化炭素の高圧ボンベ(長さ約15センチ)が仕込んである。バイクから投げ出された瞬間、車体につながれたワイヤが引っ張られてエアバッグが作動。0.5秒で首、背中、胸、尻を包み込む仕組みだ。

 ワイヤは伸縮性があり、30キロ以上の力がかからなければ抜けることはない。ジャケット型で3万円ほど。交換用のボンベも別売りされており、エアバッグが破れなければ何回でも使える。

 ◆埼玉県警が義務化

 二輪車の死傷事故を減らす“救世主”となりそうな両製品だが、認知度はまだまだ低い。

 埼玉県警が運転免許センター(埼玉県鴻巣市)の二輪運転免許技能試験で、プロテクター装着を義務づけたのは今年9月。試験時のけが防止のほか、免許取得後の定着を目指している。

 運用は始まったばかりだ。「格好を気にして安全面は二の次になっていましたが、プロテクターをつけていれば、もしもの時の安心感が違う。背中用を購入しようかと思います」。試験に合格したふじみ野市のスタントマン、伊藤慎さん(32)は、そう言ってはにかんだ。

 二輪車の安全対策は見落とされがちだが、命を守る“保険”に数万円の投資は高くはない。


記事を読むまでこのプロテクターやエアバッグジャケットの存在は知りませんでした。確かにライダーを守る優れもののようですね。

願わくばこのジャケット等がもっと普及し、単価が下がればと思います。このジャケット等を着用する前提に、ヘルメットは当然ですが、皮のパンツをはいていないといけないように思います。普通のズボンで転倒すると、多くの場合それが破け、膝の打撲や擦過傷を負うと思います。これを防ぐのにはエアバッグまでは要らないと思いますが、しかるべきパンツを着用していないと下肢の安全は期待できないかも知れませんね。

ちょっと気になるのは埼玉県警の運転免許試験での義務づけです。義務化ということになると、どうしても本当に製造元と県警の間に何かないか、勘ぐってしまいます。免許交付場所に展示するというくらいが妥当なところではないでしょうか。

もっと先の心配をすると、四輪のシートベルト同様、このジャケット着用を強制し、従わないライダーに切符を切るような措置にまで到らないかという懸念を持ちます。
確かにこの優れもののプロテクター・ジャケットは良いのですが、非着用をペナルティーを以て糾弾するようになると、益々私は勘ぐってしまいます。

それはおいてもまずは実物を見てみたいものです。


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