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合法的な弱者いじめの構造 [医療制度/行政]

南日本新聞 駐車許可証 介護事業者入手困難に/鹿児島市

 訪問介護などに使用する車の駐車許可証の交付基準が9月末から厳しくなり、鹿児島市内の事業所やヘルパーらは悲鳴を上げている。警察庁の全国統一基準をもとに鹿児島県道路交通法施行細則が一部改正され、訪問先の300メートル以内に駐車場がある場合には許可が下りなくなった。サービスを利用する高齢者らにとっても、駐車場への往復時間分、ヘルパー利用料が増えることにつながり、不安は広がる。
 訪問介護、看護、入浴など介護保険事業に携わる車はこれまで、サービス利用者の住所などを一括申請すれば、路上駐車を認める許可証が警察署から交付されていた。
 ところが改正によって、鹿児島市など駐車場が多い都市部での許可は難しくなった。同市内のある介護事業所では、施行前に受けていた約35件の駐車許可が、わずか2件(1件申請中)に。駐車料金の負担は、事業所全体で月3万円前後になったという。
 県介護保険課によると、駐車料金などは介護報酬に含まれるとの解釈で「利用者負担への上乗せは認められない」。事業所によっては、現場のヘルパーや訪問看護師が負担しているケースもあるという。同事業所長(57)は「駐車場があったとしても空いているとは限らず、時間のロスも大きい。ヘルパーにこれ以上の負担を課せば、介護職離れは一層加速する」と懸念する。
 県警交通規制課によると、今回の改正は、障害者対象の介護事業所や病気で歩けない人らにも、許可の門戸を広げる内容を含む。同課の森山慶三理事官は「安全で円滑な交通を考えると、無制限に許可を認めるわけにはいかず一定の基準を設けた。今後も必要な車両には公正に許可を出していきたい」と話す。
 原則的に受けたサービス時間分の負担をする利用者にとっても、負担増の心配が生まれている。県ホームヘルパー協議会(約2500人)が10月に行ったアンケートには、「(買い物代行などで)駐車場への往復に時間がかかれば支援時間も増え、利用者負担が重くなる」「駐車場がないと支援に来てもらえないのではと不安を抱く利用者がいる」などの声が寄せられている。
 同協議会の若松喜美代会長は「介護報酬が減り続ける中、介護は社会で支えるという基本理念も危うくなっている。柔軟な運用を訴えていきたい」と話している。

駐車禁止取締は、大改正の前は2回目の巡回でチョークをつけた車両をゆっくり取り締まっていたこともあり、その隙をかいくぐっていたこともあるでしょう。
しかし現実的に、本音で言えば、警察OBに職を与えて駐禁取締を強化し、それを彼らの給与にしようという施策が今回の措置であるのは事実と思います。

この結果が介護事業にダメージを与え、社会的弱者にその影響が及ぼうとしている訳です。どの措置も非常に合法的に進められているだけ、やっかいです。単純化すれば、権力が弱者をいじめて、自分たちの定年後の食い扶持を確保していると言う図式に見えます。

駐車違反はいけない、という大義名分があるだけに誰も反対しにくいシステムがきっちりできあがっています。合法だが正義ではない、と感じてしまいます。


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コメント 1

某ドカタ


Hしてお金もらえるって最高だな!!!!
ぶっちゃけテキトーにやっても月30万越えとか余裕だし(笑)

もう仕事辞めて、これ一本で食ってくわ!!!!(* ̄ー ̄)v
http://4vc-05z.fukushima.coresy.net/4vc-05z/
by 某ドカタ (2011-04-02 10:15) 

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