警察も襟を正してきちんと謝罪を [車/バイク]
毎日新聞 <パトカー衝突>緊急走行中、タクシーに 運転手と乗客けが
24日午前2時10分ごろ、東京都北区東十条4の環状7号線交差点で、緊急走行中のパトカーとタクシーが衝突し、男性運転手(60)が右足を骨折し重傷、乗客の女性(47)が頭などに軽傷を負った。パトカーは不審なバイクを追跡中で、警視庁王子署の巡査部長(38)が運転、巡査長(26)が同乗していた。
調べでは、パトカーは、無灯火でナンバーを隠して走るバイクを発見。赤色灯を点灯しサイレンを鳴らして追跡した。パトカーの対面信号は赤で「緊急車両が進行します」と警告して交差点に入ったが、左から直進中のタクシーと衝突した。
王子署の湯沢行男副署長は「適正な職務執行と判断している。けがをされた方の一日も早い回復を願っています」とのコメントを出した。【棚部秀行】
繰り返し目にする記事は、警察車両が追跡した車両が、他の車両や歩行者等とぶつかって事故を起こしたり、その運転者がケガをしても、「追跡は適正で、問題ないと考えている」というコメント発表です。
こうした記事を見るたびに不愉快になっていました。しかし確かに被追跡車両が明らかな交通違反を為している場合にはやむを得ないケースもあるかも知れません。
但し今回のニュース記事は大いに問題と思います。緊急車両とは言え、赤信号を進行する場合には、当然他の交通に十分な注意を払って通行するべきです。交通事故を起こしてしまった以上重過失は警察車両側にあると考えるべきでしょう。それを「適正な職務執行」とは何と無責任なコメントでしょうか。
被疑車両の追跡自体は仕方ないでしょう。しかし、それに伴って起こしてしまった前方または側方不注意は不問に付すなどとんでもありません。ケガをしたタクシーの運転士と乗客には誠意ある謝罪と賠償をしてもらいたいものです。
一般ドライバーを運過致死傷罪に問う仕事をしている以上、私個人としては廃止して欲しい罪ではありますが、この巡査部長も運過致傷罪に問われるべきでしょう。きちんと免許停止等の行政処分も受けてもらいましょう。
サイレンや赤色灯を点灯させて違反車両を追跡していても、追跡中の他車両や人との事故が耐えませんね。ぜひ両側に責を科して欲しいものです。
by 鉄道美術館館長♪ (2008-05-24 15:38)
コメントありがとうございます。
緊急車両として走行している時こそ、他の車などとの事故に細心の注意を払ってほしいものです。
警察はいつも無謬‥「いつもオレ達は正しい」‥と言う主義で、市民にこうして迷惑をかけています。
猛省を促したいと思います。
by 筍ENT (2008-05-24 21:27)