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救急搬送と訴訟 [車/バイク]

読売新聞 オートバイ事故死で和解、搬送遅れ認め…流山市と遺族

千葉地裁松戸支部.jpg 千葉県流山市内でオートバイ事故を起こした男性アルバイト店員(当時18歳)が死亡したのは、救急搬送の遅れが一因になった可能性があるとして、遺族が同市を相手取り、1200万円の損害賠償を求めた訴訟の和解協議が25日、千葉地裁松戸支部(岡本岳裁判長)であり、市側が「救急搬送が速やかに行われなかった」と認めて100万円を支払うことで和解が成立した。

 総務省消防庁によると、救急搬送の遅れを巡る訴訟で自治体が和解に応じたケースは珍しいという。

 訴状によると、男性は2003年1月6日午前1時15分ごろ、市道で転倒、出血性ショックなどで約7時間後に死亡した。救急隊は午前1時29分に現場に到着したが、病院への搬送開始は、母親(49)が到着した後の午前2時10分。けがの確認に10分を要したとしても、31分遅れたとしている。

 市側は「男性は飲酒運転の可能性があり、病院側の引き受けが難しくなる恐れがあったので、家族の到着を待った」と主張していたが、地裁が和解を勧告していた。


流山市役所.jpgこれも医療事故そのものと少し構造的に似ているところがあります。市の救急隊は遅滞なく現場に到着したが、病院への搬送開始が遅くなってしまったために、不幸な結果を招く確率を引き上げてしまったということです。

ニュース記事からは、飲酒運転の可能性があるとなぜ病院の引き受けが難しくなる恐れがあったのか、よく理解できません。飲酒であろうとなかろうと、現場で家族を待つ必要があったかどうか。この点で遺族の不満があろうかと思います。

和解金の額からすると、すぐに病院に搬送しても救命し得た可能性はかなり低かったと判断されたと思います。それが遅れたこと自体による遺族への慰謝料的な色合いの強い解決かも知れません。

死に至ったのは、事故そのものです。少しでも救命の可能性を求めて現場から病院へ搬送しようとする過程に問題があったかも知れない。そうすると損賠または和解金が発生する。

少し前であれば、こういう訴訟はなかったことと思います。不幸な結果を、関係者がいればそのうちの誰かの責任に押しつけて糾弾する。日本は米国の悪いところだけをしっかり輸入してしまったようです。
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連続婦女暴行魔 中島大士

愛媛県今治市波止浜169在住の中島大士(なかしまたいし)は暴走族今治連合に所属する暴走族です。
彼らは少女を車で拉致して暴行を加えては、写真を撮り、自分たちには関東連合がバックについていると言って脅します。
そして、被害者の周囲で執拗に暴走を繰り返し、恐怖を与えて口封じをし、再び暴行に現れます。
今治連合の暴走族中島大士に気を付けて下さい。

by 連続婦女暴行魔 中島大士 (2015-12-24 03:57) 

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