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作用・反作用の法則 4 [生活/くらし]

産経新聞 テニス協会もおわび、永久追放も 大麻事件

日本テニス協会.jpg プロテニス選手、宮尾祥慈容疑者の逮捕を受け、日本テニス協会は8日午後、東京都江東区の有明コロシアムで記者会見。渡辺康二・専務理事が「社会的にご迷惑をかけ、深くおわびします」と謝罪した。

 渡辺専務理事は「(宮尾容疑者は)大麻をやるようには見えなかった。再発防止に努めたい」と沈痛な表情。宮尾容疑者は9日から有明コロシアムなどで開かれる全日本テニス選手権に出場予定だったが、7日朝、親族から辞退届が提出されたという。

 同協会は今週中にも臨時常務理事会を招集し、宮尾容疑者の処分を決める方針。永久追放もあり得るという。

宮尾祥慈2.JPG 宮尾容疑者は昨年4月から国内旅行の予約・販売を行う「旅ポケドットコム」に所属。事件を受け、契約は7日に解除された。昨年11月の全日本テニス選手権で受けたドーピング検査では異常はなかった。

 関係者によると、宮尾容疑者は大学時代から全国大会で活躍する一方、高級外車を乗り回し、芸能人との交際もあったという。最近は手首のけがなどで調子を落としていた。


以前からこの問題も取り上げて来ました。テニスではありません。不祥事を為した者が出ると、その帰属団体がその者を切って捨てる風潮です。

「作用・反作用の法則」という言葉は、「医療崩壊」の著者・小松秀樹氏が用いたもので、これを私も使わせてもらっています。

小松氏が最初に取り上げた事件は、東武鉄道手動踏切事故で、踏切を手動操作していた担当者を懲戒解雇し、自らは事故を起こさない、エラーのない鉄道会社であるようなポーズを取ってみせた措置でした。

宮尾祥慈.jpgこうした視点で色々な事件後の、不祥事を起こした者の帰属団体の動きを見ると、今回取り上げたニュース記事のようなものが目立ちます。

簡単に言えば「当日本テニス協会には大麻に手を染めてしまうような者はいない、いてはならない。こんな選手がいたのは何かの間違いだ。追放だ」ということですね。さぞ気高く、人格者の集合体である、尊敬すべき団体なのでしょう。

法律もあり、大麻を所持することは刑事訴追の対象になります。それは間違いありません。しかしいったい誰に迷惑をかけたのでしょう。宮尾選手の今回の事件で誰がどんな被害を受けたというのでしょうか。

現実的にはせいぜい謝罪と当座の活動自粛で十分ではないでしょうか。

私は宮尾選手より、この協会の態度に虫酸が走ります。
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