外資企業と労働者 [生活/くらし]
ロイター 米ファイザー、7800人の追加雇用削減を計画
[ニューヨーク 22日 ロイター] 米製薬大手ファイザー
ジェネリック医薬品(後発医薬品)との競争や売れ筋となる数多くの新薬を上市できなかったことなどで、ファイザーの増収率は頭打ちとなっている。
同社は既に08年までに年40億ドル規模のコスト削減を達成する目標を打ち出しており、米国の営業担当者を2200人(20%)削減する計画を発表している。
同社は22日のアナリストとの会合で、07年の売上高は横ばい、1株当たり利益は2.18─2.25ドルになるとの見通しを示した。ロイター・エスティメーツが集計したアナリストの平均予想は2.20ドル。1株当たり利益は特別項目を除いた数字で、5.8─9.2%の増益率を意味する。
08年に関しては、売上高横ばい、1株当たり利益2.31─2.45ドル(増益率6─9%)を見込んでいる。
ファイザーについてはm3.comのブログで、やはりニュースに基づいて取り上げたことがあります。
増収率が頭打ちとは言え、マイナスではないはず。会社の発展のためには平気で社員を切るというのはいかにもアメリカ的な対応です。
2chなどを見ると、MR職に対する批判的な書き込みもあったりしますが、やはり企業対労働者という見方をすれば、労働力を搾取されている側ということになります。他業種の営業職に比べれば給与でも恵まれているのは事実ですが、成果主義をもっとも厳しく取り入れ、精神的にはちょっとつらそうな状況を見聞きします。
日本の法人でも管理職中心にリストラを始めるような話を聞きました。退職者を募るに当たっては、それなりにきちんとした条件を提示して労働者を踏みつけにするようなことのないようにしてもらいたいものです。昨年失敗したリストラ騒ぎの時の会社側の態度はひどいものでした。
国内企業はこういう企業を反面教師にしてもらいたいものです。目先の利益を考えて労働者に対して冷酷な仕打ちをしていると、いずれしっぺ返しを喰らうと考えます。
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