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地方いじめ? [生活/くらし]

毎日新聞 <固定電話>全国一律サービス制度見直しの初会合 総務省


 総務省は29日、NTT東西に義務付けられている固定電話の全国一律(ユニバーサル)サービス制度を見直すための研究会の初会合を開いた。過疎地での固定電話事業の採算が悪化し、今後、利用者の負担が増えることが懸念されることから、携帯電話や維持コストの安いIP(インターネット・プロトコル)電話で代替することも視野に、制度の抜本的見直しを議論する。11月をめどに最終報告をまとめる。その報告を受けて総務省は09年にも制度を改正する方針だ。
 NTT東西は、固定電話や公衆電話、緊急通報(110番、119番)などを全国で提供するようNTT法で義務付けられている。一方、携帯電話の普及や固定電話の利用者減少で、NTT東西の固定電話事業の採算は悪化している。固定電話網を維持するため、07年は1番号あたり7円を利用者が負担することになった。
 研究会は、固定電話だけで全国一律サービスを維持することは限界に来ているとみているが、携帯電話は、通話エリアの拡充に設備投資がかさみ、IP電話は現状では品質にばらつきがあることから、固定電話の代替手段として活用できるかどうか検討する。【工藤昭久】




全国一律サービス見直し、と言うと、やはり警戒してしまいます。電話にしても郵便にしても、この全国一律サービスを条件に民営化し、地域格差を作らないようにする約束ではなかったでしたっけ。
国鉄はそんな約束をしなかったのか、JRのローカル線はどんどん廃止されたり、運賃の高い第三セクターに転換されたりしています。

私自身は恐らくずっと都内にいるので、自分がすぐ直接困ることはありませんが、やはり約束は守ってもらわなくては困ります。
例えば同じ郵便物でも北海道加算だとか、固定電話でも沖縄特別通話料加算、などと言うのは違反と思います。

固定電話は、歴史のある、それだけに今でも信頼性の高い通信手段と言えるでしょう。携帯やIP電話はまだ不安なところがあります。固定電話が確実に日本津々浦々使える状態を確保した上で、民間会社がIP電話などのネットワーク、携帯の電波カバー領域を拡げていけば良いのであって、一番基礎とも言える固定電話はきちんと従来のように全国平等に整備を続けて欲しいと思います。

やはりこれも弱者切り捨ての発想ではないでしょうか。格差是正という声がますますウソに聞こえてしまいます。


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