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罪を憎んで人をもっと憎んで 3 [医療制度/行政]

毎日新聞 <交通事故>中学生列にワゴン車 8人重軽傷 滋賀・栗東



 4日午前8時20分ごろ、滋賀県栗東市手原3の県道交差点で、東に向かっていたワゴン車が北上していた軽乗用車に、出合い頭に衝突。はずみでワゴン車は、横断歩道を渡ろうとしていた大津市立志賀中学校バスケットボール部の男子部員の集団に突っ込んだ。7人が負傷して病院に運ばれ、うち2年生(14)が頭の骨を折るなどの重傷、1年生(13)が頭を打って経過入院した。残る5人と、軽乗用車を運転していた栗東市の会社員男性(31)は軽傷。  県警草津署はワゴン車が信号を無視して交差点に進入したとして、運転していた同県豊郷町安食南、トラック運転手、戸田翔容疑者(21)を業務上過失傷害の疑いで現行犯逮捕した。「空を見ていて、赤信号に気づくのが遅れた」と話しているという。生徒らは練習試合のため、引率の男性教諭を含め21人で、JR手原駅から近くの中学校に徒歩で向かっていた。  軽乗用車の男性は「信号が青に変わって直進し始めた時の出来事。車外に出ると、歩道に3人ぐらいが並んで倒れていて驚いた」と話した。【森田真潮、豊田将志】



この事故では信号無視という明らかな過失があります。幸い被害者に死亡者がいなかったのが救いですが、こうしが事故が続くと、またぞろ厳罰化に拍車がかかってしまうのではないかという懸念を持ちます。
業務上過失に対する厳罰化は意味をなさないと信じています。ゼロにできないヒューマンエラーが発生してしまった時に、当事者に厳罰を科す、またエラーが起きたら厳罰が待っているぞ、とドライバー、パイロット、医療者に脅しをかけることがヒューマンエラーを減らすと考えているのなら、それは違うと思います。

また、厳罰化の風潮は被害者が死亡した時の遺族の感情に配慮して、とされますが、これも首肯しがたい発想です。

フランスで憲法が改正され、死刑はこれを行ってはならないと定められました。これに際してのドミニク・ドヴィルパン首相の発言に、日本の立法府も耳を傾けて欲しいと思います。
「法治国家に死刑の居場所はない。罰することと復讐は違う。」

これは死刑の話なのですが、業務上過失致死厳罰化についても同じことが言えるのではないでしょうか。以前にも書きましたが、日本の法律は「目には目を」のハンムラビ法典を目指すとでも言うのでしょうか。


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