成果主義 [生活/くらし]
読売新聞 「仕事の将来に不安」30歳代の82%…読売ネット調査
年功序列制度の崩壊と成果主義の導入など労働環境の大きな変化にさらされ、「受難の世代」と言われる30歳代を対象に実施した、読売新聞社のインターネット調査で、「仕事の将来に不安を感じている」人は「大いに」「多少は」を合わせて82%に上った。
また、「仕事でストレスを感じている」人も計82%を占めた。ストレスの原因(複数回答)は、〈1〉「収入が増えない」(64%)〈2〉「会社や業界の将来性、安定性に不安」(34%)〈3〉「人間関係がうまくいかない」(30%)――の順だった。
30歳代は主に前半が就職氷河期組、後半がバブル期入社組とされ、所得などの格差が顕著だと言われるが、「正社員」と「派遣・契約社員など非正規社員」との間の所得格差を「現在、感じている」という人は計76%に上った。
富士通における成果主義の失敗などが複数のサイトで紹介されています。しかしその一方で、成果主義を厳しくして、同カテゴリー降圧剤の中でシェアを上げてしまった製薬会社、ノバルティス・ファーマのような例もあります。
年功序列はかつてひたすら悪であるように言われたこともありますが、企業への帰属意識を高めるというプラスの作用も認められるようです。
私が会社の経営者をやったことがある訳ではないので難しいのですが、年功序列に多少能力・成果主義を加味する程度の運営が理想なのではないでしょうか。成果主義は、社員への報酬を減額する、大変有効な口実として用いられます。これで人件費を少しでも削減しようとするのが企業側の意図なのは間違いないでしょう。
しかし、こうした報酬減額やリストラなどは社員の士気をくじき、企業全体の元気がなくなる原因になるのだろうと思います。
仕事がら、製薬会社の営業担当(MR)の人と接する機会が一番多いのですが、国内企業・外資企業多数ある中で、こうした成果主義の締め付けの厳しいところと、そうでもないところがあります。個人的な私の印象では、締め付けを厳しくしている会社の売上げが本当にいつも良いかと言うと、そんなことはないように思います。
社員がのびのびと楽しく仕事ができる環境が一番大切なのではないでしょうか。
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