伊豆諸島航路高速船

読売新聞　東海汽船の高速船が高波でガラス破損、乗客２０人けが

　１９日午後５時２５分ごろ、東海汽船（東京都）から横須賀海上保安部に入った連絡によると、高速旅客船「セブンアイランド愛」号が、伊豆大島から久里浜港（神奈川県横須賀市）に向かう途中、城ヶ島の南約１３キロの海上で高波に巻き込まれて船室のガラスが割れ、破片を受けた乗客約２０人が軽いけがをした。

　船は午後５時５３分に久里浜港に到着し、けが人は手当を受けている。

　東海汽船によると、セブンアイランド愛号は、東京港と伊豆・神津島を一日一往復する旅客船。この日は定刻通り、神津島を午後２時４０分に出港し、大島などに立ち寄って、久里浜港を経由して東京港・竹芝桟橋に向かう途中だった。

少し古い事故ですが、取り上げてみました。伊豆諸島(大島～神津島)にとって、この高速船が就航したのは大きな福音だったと思います。このセブンアイランド愛/夢/虹が就航するまでは、従来大型船かめりあ丸・さるびあ丸等のみで、大島は最短でも6時間、神津島は10時間くらいの所要時間でした。
東京竹芝桟橋を夜10時(夏期は11時)に出航するので、東京→島は夜行と言うことになり、寝ているうちに到着するので良いのですが、島→東京は長船旅にかなり飽きます。

高速ジェット船の就航で所要時間が一気に短くなり良いのですが、海上模様によってすぐ欠航するのが難点でした。大型船は就航出来ても、ジェット船が条件が厳しいのかすぐ欠航になります。逆にそれだけ慎重な運航をしていたはずなのに、今回の事故は意外でした。海上の気象状況の予想が難しいのでしょうね。