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シューベルト・フェスティバルin金沢 [音楽/読書]

北國新聞 会場に美声あふれる シューベルトフェス幕開け 県立音楽堂 /石川

 2007ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭(同実行委員会、県、財団法人県芸術文化協会主催)の自主事業「シューベルト・フェスティバルin金沢」が2日、金沢市の県立音楽堂で6日間の幕を開けた。7日まで交響曲や歌曲などの多彩な公演で、シューベルトの魅力を余すことなく伝える。同市の金沢21世紀美術館では、芸文協加盟団体の参加事業である「第64回北國写真展」(北國写真連盟、北國新聞社主催)が始まり、趣向を凝らした144点が来場者の関心を集めた。
 シューベルト・フェスティバル初日は、同音楽堂交流ホールで県内在住の声楽家による名歌曲コンサートが開かれた。「歌曲の王」と称されるシューベルトの名曲が次々と披露され、美しく澄んだ歌声が会場を包んだ。

 音楽評論家の響敏也さんはトークショーで、「ベートーベンとモーツァルトに憧(あこが)れを抱き、交響曲には二人への畏敬(いけい)の念が刻まれている」とシューベルトの人物像を紹介した。ピアノ作品を演奏するミニコンサートも開かれた。

 開幕式では、稲垣渉芸文協副会長、山腰茂樹県立音楽堂館長があいさつし、大野由加さんのピアノ伴奏で、声楽家の安藤常光さん(バリトン)、稲垣絢子さん(ソプラノ)が「魔王」「アヴェ・マリア」などで美声を響かせた。

 三日は午後七時から、同音楽堂コンサートホールでオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の公演が行われる。五日はピアニスト仲道郁代さんとOEKメンバーによる室内楽コンサート、六日は「オーケストラと歌曲の夕べ」が開かれる。

先に取り上げた、東京国際フォーラムで数年前から毎年GWに行われる「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」、2008年はシューベルト特集予定と聞きました。
そうしてみると、この金沢の催しは、多少それを意識した前哨戦という側面もあるのかも知れません。

6日間の日程であればかなり多くの曲を聴くチャンスに恵まれるでしょう。ラ・フォル‥の方は分科会式ですから、同時には聴けないステージも多いのですが、金沢のこのフェスティバルはどうだったのでしょう。

交響曲にしてみても、ザ・グレートと未完成が有名ではありますが、他の曲も聴きやすく、また室内楽にも優れたものがあり、近くだったら行ってみたかったところです。

クラシックがこうして各地で浸透しつつあるのは大変嬉しいことです。反面今の日本の“音楽”が結局は受け入れなくなりつつあるような話を聞きました。

カラオケに行って歌われる曲の多くが昭和歌謡だと言うのです。生前の阿久悠がラジオ等で話していたようにも思いましたが、今の曲は一緒に口ずさめるものがない、ということ。私自身は既に今の楽曲について行くことを放棄してしまったのでコメントする資格がないかも知れませんが、放棄寸前には同様の感想を持っていました。

結局ジャンルを問わず、ヒトの心にしみて行く音楽だけが残ることと思います。


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