道路整備→取締り? [車/バイク]
徳島新聞 目立つスピード違反 神山-佐那河内の「府能バイパス」
昨年十二月に開通した佐那河内村と神山町を結ぶ国道438号府能バイパスで、制限速度を守らないドライバーが目立っている。今のところ交通事故は起きていないが、地元では「このままではいつか大事故が起きる」と心配する声が上がっていて、管轄する徳島東、石井両署はパトロール強化を検討している。
バイパスは片側一車線で、制限速度は五十キロ。全長五キロにわたり緩やかなカーブが続いている。神山側から走行した場合、町村境の新府能トンネル入り口から佐那河内のバイパス起点までの区間(約三・五キロ)はほぼ下り坂で、自然とスピードが出やすくなっている。中には、百キロ近いスピードを出すドライバーもいる。
佐那河内側には、生活道とつながる三差路や十字路が十カ所以上あるが、いずれも信号機はない。電動車いすで横断するお年寄りや歩道をウオーキングする住民も多く、速度違反などの無謀運転は大事故につながる危険性が高い。
佐那河内村内のバイパス沿いの畑で作業をしていた七十代の男性は「下り坂でどうしてもスピードが出るが、地域には高齢者も多く、速度には気をつけてほしい」と、びゅんびゅん飛ばす車に不安そうな表情を見せた。
徳島東、石井両署は「状況を調べたり、住民の要望を聞いたりして、取り締まりやパトロールを強化したい」としている。
府能バイパスは一九九〇年度に着工し、総事業費は約百十億円。これまでの国道438号は交通の難所とされていたが、開通により両町村役場間の移動時間が約十五分短縮された。
【写真説明】下り坂が続く国道438号府能バイパス。制限速度を守らないドライバーが目立つ=佐那河内村上
ニュース記事の写真を見て、いったいこの府能バイパスのどこが飛ばしやすいスゴイ道路なのかと思っていました。とても記事と写真とからでは、理解出来ていませんでした。
一方、他でこの国道438号を調べてみると、いくつか写真を見ることが出来たのですが、中央分離帯もなく、場所によってはすれ違いも困難な狭い道路が写っています。
都内はもとより、二桁国道をイメージしていると、こうした地方の国道はまだまだ整備が不良なのだということは実感します。ガソリン税の議論で出てきた道路整備の問題もわかるような気はします(だからと言って暫定税継続は賛成ではありませんが)。
しかしもっと問題にしたいのは、ここでまたぞろ警察が出てきて取締り強化などと言い出すことです。スピードを出している車の後にぴたりとついて、速度を測り(多くの場合違法な測定)、赤灯を回し停止させ、切符を切る。大義名分もきちんとあるし、良い財源になりそうです。
高規格道路を造っておいて、スピードを出す車がいるので取り締まりましょう。何だか作った道路の費用を回収しようとしているようです。本気で事故を防止しようと思っているのでしょうか。
本気でこのバイパスに接続する道路との十字路・三叉路における事故を減らそうと思うのなら、信号を設置し、交通量が少ないのなら時間帯によって黄/赤点滅としておくなどの方法も考えられると思います。
事故防止を目的に、少し金がかかるが本当に効果のある方法を模索するか、手っ取り早く増収も兼ねるが実は防止にならない取締りとするか。 ‥地元住民には選択の権限はないようです。
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