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「女性の社会進出」と国際結婚 [生活/くらし]

時事通信 06年の国際結婚4万4千組=5年間で5千組増-厚労省

 2006年に国際結婚をしたカップルは4万4701組で、5年前に比べ約5000組増えたことが、厚生労働省が21日公表した「外国人を含む人口動態統計」で分かった。中でも、夫が日本人で妻がフィリピン人というケースが増加した。

下手をすると総スカンを食いそうなテーマなのですが、日頃思っていたことを書いてみたいと思います。

まずこの国際結婚の増加は歓迎すべきことなのではないかと考えています。ともすれば日本は単一民族で‥などという政治家の失言が発生してしまう事態もあり、もしかすると日本は世界一人種差別をする国民性なのではないかと言う意見を聞いたこともあります。
国際結婚によって、もし現在差別があるのなら、少しずつでもそれが緩和されて来ることを望みたいところです。

そしてもう一点が、殆ど無批判に受け入れられ促進されている「女性の社会進出」です。なかなかこれについては批判しにくい状況であり、男女同権を錦の御旗に誰にも止められない状況になっています。
しかし現実にはこれが女性の晩婚化、少子化を招いているのも間違いないと思います。でもだからと言って、女性は早く嫁いで家にいろ、などとは誰も言える状況ではありません。

そこで、この場で私が小さな声で少しこれを訴えてみたいと思っています。
動物行動科学的に言って‥系統的に勉強したことがある訳ではありませんが‥女性は子供を産む性であり、他の多くの動物がそうであるように、それを育てる性でもあります。男は逆立ちしても授乳できません。
このために、日本でもほんの数十年前までは多くの家庭では、男が外に働きに出て、子供とそれを育てる女性が家にいるという図式が見られたのだと思います。

男女同権そのものに異を唱えるつもりは全くありません。ただ人間も自己の遺伝子のコピーを作り育てるという個体の宿命を負っています。これに反する現在の状況はやはり不自然なのではないかと思うのです。

別の角度から考えてみます。世論‥のようなもの、実は権力がそれを利用し鼓舞しているのではないかと思いますが‥が、こうして女性を労働の現場に引っ張り出し、体よく労働力を搾取させているのではないかと思うのです。
数十年前までの家庭では、豊かな生活とまでは言えなくても、お父さんが一人外に働きに出て家計を支え、お母さんがパートに行かなくてもやって行けた家庭が多いのではないかと思います。

消費税新設など、社会保障費用をより多く国民から徴収し、生活支出と比べると収入が相対的に低下して来ている現実に対して、女性を労働力として引きずり出すことに成功し、それでやっと家庭生活の経済的維持ができるような事態に、いつの間にかなってしまったのではないかと考えています。
即ち、家庭から倍近い労働力を差し出さないと、生活していけない国になってしまった事実が、権力や搾取層側から上手に隠蔽されているのではないかと思うのです。

現実には外で働きたいという女性を押しとどめようとまでは思いません。ただ、望めば専業主婦となり子育てに専念しても、経済的に十分やっていけるような状況が健全なのではないかと思うのです。今は各家庭がそれを望んでも不可能な事態にまで追い込まれているのではないかと考えます。

そうしてみると、フィリピンからお嫁さんが来てくれても、やはりパートに出てもらわないといけない状況かも知れません。それでも日本の人口減少に少しでもブレーキをかけ、老年層を支える力のもとになってくれることを期待できるかと思います。


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コメント 2

maju

こんばんは^^

私の周りのもお母さんがフィリピーナという人がいました
義理の母だそうですが、
やはりお店で働いているといってました~
でも、自ら働いているようで、
国に仕送りをしているのかもしれませんね^^
結構、
国際カップルみますもんね^^
私もそのカップルでしたからぁ 笑

これからどんどん増えていくでしょうね~
by maju (2008-05-20 21:08) 

筍ENT

あら‥最後の行に関してはmajubijouさんのブログの方でおいおいお聞きすることにします‥。

私も奥さんがフィリピン人というパターンは良くみます。働き者の奥さんというイメージが強いですね。日本人の奥さんをもらうより、旦那さんは楽が出来るかも知れません(笑)

ご訪問ありがとうございます。
by 筍ENT (2008-05-21 22:05) 

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