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またもや業過致傷罪 [医療事故]

毎日新聞 <両足切断>男性警備員、搭乗橋と接触し 中部国際空港

搭乗橋.jpg 8日午前9時ごろ、愛知県常滑市の中部国際空港11番スポットで、エプロン警備をしていた「豊警備保障」(名古屋市中村区)の男性警備員(42)が、空港グランドハンドリング業「スイスポートジャパン」(大阪府泉佐野市)の女性従業員が操作する搭乗橋(ボーディングブリッジ)の車輪に接触した。男性警備員は両足をひざ付近で切断する重傷。県警中部空港署が業務上過失傷害などの疑いもあるとみて詳しい状況を調べている。

 同空港などによると、女性従業員は搭乗橋(約15トン)の先端部分で、カメラで周囲の状況を確認しながら操作していたが、接触には気づかなかったという。

 搭乗橋は車輪で伸縮し、空港ターミナルビルと航空機の搭乗口を直接つなぐ。到着した航空機はヘルシンキ発のフィンランド航空79便エアバスA340型機。【中村かさね】


セントレア.jpg何度も繰り返し書いて来たことです。このケースであれば、警察が動くのは、業過致傷罪立件のみを目標としていると言うことですね。
多数の死傷者が出ないと事故調は動かないとなれば、今のところ警察しか捜査機関はないのも事実です。

かねてから書いているように、誰か個人を糾弾し、業過致傷で送検、検察が有罪を取って、事故の再発防止にも、誰かの心の癒しにも、何にも資するところはない訳です。罰金刑となった時に国庫に金が入るだけのことです。

交通事故が発生した時、けが人がいない場合には物損事故となり、現場にかけつけた警察官の仕事は実況見分と、事後の事故証明書の発行ということになります。警察が必ずしも、誰かを検挙・送検することを目的としない仕事をしない、訳ではなさそうです。

そうだとしたら今回の事故でも、理想的には誰かを送検することを目的とせずに、事故の原因解明と再発防止に資する情報提供をしてくれたら良いのでしょうが、現実には難しいでしょう。

まだまだ問題点の多い医療事故調の厚労省試案ですが、いきなり警察がやって来て誰かを立件しようとする他の事故よりはまだ進んでいると言えるのかも知れません。
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