緊急地震速報の誤報

毎日新聞　＜京浜急行＞「緊急地震速報」の誤報で一時ストップ

　１２日午前１０時１０分ごろ京浜急行電鉄の総合指令所に「震度５弱」の誤った緊急地震速報が流れ、全線で走行中の電車が緊急停止した。約２分後に誤報と判明したため、運転を再開した。京浜急行は通信会社のデータ配信ミスが原因とみて調べている。

　京急はＮＴＴ東日本と通信会社「宇宙通信」の２社と契約し、速報の提供を受けている。速報を受けて全線に緊急停止の指示を出したが、総合指令所の担当者が地震の揺れを感じなかったため、東京都に確認したところ誤報と判明した。その後も午前１０時１７分までに２回速報が流れたが、誤報と分かっていたため影響はなかった。

　京急は衛星回線を利用している宇宙通信の試験用データが誤って送信されたとみている。宇宙通信は「京急以外には誤送信は出ていない。原因を調べている」と話している。【高橋昌紀】

5月のニュース記事です。
誤報による運転停止で、どのくらい遅れが出たでしょうか。10時10分ということで、通勤のピークは過ぎていたのなら良いのですが。

誤報ではありましたが、緊急地震速報による電車の停止ということで、思わぬ訓練になったのではないかと思います。今までも訓練はしていたのかも知れませんが、ある意味実践的な練習となったとすれば、必ずしも不幸な“事故”とは言えないかも知れませんね。

実際に旅客や乗務員にケガなどもなく、無事電車が停止し、正しい乗客への情報提供や指示が行われたのなら、良いことと思いますが、果たしてうまく行ったのでしょうか。

もちろんこうした訓練が活かされる日の来ないことが望まれるのは間違いありませんが。