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検察・警察・裁判所は過ちを認めよ [生活/くらし]

東京新聞 少年審判で不処分の男性 母親『警察は謝罪を』【千葉】

千葉家裁本庁.jpg 茂原市で二〇〇〇年、枯れ草に放火した容疑で逮捕され、少年審判で無罪に当たる不処分決定が確定した当時十四歳の男性(22)に対する捜査について、男性の母親(53)と弁護士が四日、千葉市内で会見し「冤罪(えんざい)であっても、警察の謝罪がなければ風評は消えない」と訴えた。日弁連は「担当警察官が虚偽の捜査報告書をねつ造した」とし、男性の名誉回復や再発防止の措置を取るよう警告書を県警に出した。この警告書を受け、母親らの会見が同日開かれた。

 男性は二〇〇〇年二月、担当巡査の作成した捜査報告書に基づいて逮捕されたが、一貫して容疑を否認。千葉家裁は「非行事実なし」として不処分が確定した。男性が県などに損害賠償を求めた訴訟でも〇四年三月の一審、〇五年二月の控訴審とも捜査の違法性を認め、県側に慰謝料の支払いを命じる判決が確定している。

 男性側は謝罪を求めてきたが、県警は応じず、〇六年十二月に日弁連に人権救済を申し立てていた。

 母親は「これまで県警本部長に手紙を書いたり、担当署の副署長に面会に行ったりしたが、『捜査は適正』と繰り返すばかりだった」と振り返った。

 男性は現在、茂原市を離れ、会社員として勤めるなど平穏な生活を取り戻しているが、警察への不信感はぬぐえないという。母親は「今後は善良な市民を無実の罪に陥れることがないよう願っています」と話していた。

 県警の西山厚志監察官室長は「書面の内容については承知している。今後とも個人の権利と自由を保護し、公共の安全と秩序の維持を図ってまいりたい」とコメントした。


茂原警察署.jpg権力を持つということは恐ろしいことです。エラーがあった時にそれを認めようとしない。人間が何かをする時に100%ミスなく実行することは不可能です。エラーが発生した時に、こうして頑なに謝罪しないのはおそらく警察と検察、そして裁判所くらいでしょう。政治家「でさえ」謝罪します。しないと次の選挙で落選するリスクが上がるからと考えられます。

警察の逮捕、検察の起訴、裁判所の冤罪など誤った判決は、それが明らかになっても謝罪を聞いたことがありません。彼らは頑なに「無謬」を主張します。

彼らの誤った一連の刑事手続によって、罪もない一般人が心に深い傷を受けたり、最悪は死刑とされて命を奪われてしまうことがあります。なぜこれが業務上過失致死傷罪にならないのでしょうか。

業過致死傷罪の廃止を訴えています。彼らが無謬を主張し続けるのなら、業過致死傷罪は廃止してもらいたい。そうでないのなら、彼らも結果責任主義をもとに刑に服して欲しいと思います。

でもそうはならないでしょう。権力者が自らを罰することなど到底期待できないでしょうから。さすがに痴漢やストーカーなど、「業務上」でない犯罪では申し開きも立たず、一応責任を取っているようですが。
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