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asahi.com 競馬「必勝法」はインチキ、続ければ破滅 出資法事件

競馬.jpg 投資顧問会社「東山倶楽部」(東京都目黒区)の出資法違反事件で、同社が出資者に説明した競馬投資の「必勝法」は、勝つまで倍がけするというギャンブルの世界では昔からよく知られた破滅的な方式だったことが愛知県警などの調べでわかった。

 ルーレットの赤か黒かなど2倍の配当のゲームで使われることがある「マーチンゲール法」と呼ばれるかけ方で、長く続けると必ず巨額な損失が出て資金が底をつく「インチキ必勝法」として知られている。

 同社は「独自の全く新しい視点による統計学と確率論のソフトを開発した」とうたい、必勝法を「ビクトリー方式」と命名。「もはや競馬はギャンブルではない」などと宣伝していた。

ルーレット.png しかし、県警によると、どの馬券に賭けるかは、伊藤敦彦容疑者(50)らの勘に頼るだけで、馬券の的中率は同社がうたう「7割以上の確率」にはほど遠かった。同社が集めた約70億円の資金のうち競馬に運用したのは約8億5千万円だけ。馬券が当たって得た金は6億3千万円にすぎず、残る資金の大半は顧客への配当金に回したという。

 逃亡先の香港で朝日新聞の取材に応じた主宰者の伊藤容疑者は、競馬のオッズ(配当率)を平均1.5倍に仮定したうえで「1レースに100万円かけて、負けたら300万円かける。次に負けたら300万円の3倍(の900万円)をかける。負けたらまた3倍(の2700万円)かける。いずれ必ず勝つ。勝ったらぴたっとやめて振り出しに戻る。これが必勝法」と説明した。

 この法則に従うと、負けが続いてもどこかの時点で当たれば必ず50万円の利益が出る。ただ、負けが続くほど掛け金が「倍々ゲーム」でふくれあがる。仮に5連敗すれば累積損失は1億2100万円になる。


宝くじ.jpgちょっと考えれば、こうした賭博行為で家を建てた人、というのをあまり聞きません。また、ニュース記事にある、マーチンゲール法という賭け方も、ルーレットの赤黒ならいざ知らず、競馬では到底不可能だったことと思います。

小学校算数~中学校数学で、確率と期待値と言う概念を教えていると思います。それともゆとり教育のあおりで削除されたでしょうか。これを計算すると、日本の競馬や宝くじ類は、胴元が持って行く金額が多く、期待値はかなり低く抑えられているという記事を以前読んだことがあります。
少しくらい期待値が低くても、最高賞金額をつり上げて見せることにより、射幸心をそそり、くじなどは売上げが上がることでしょう。

こうした訳で、貧乏人の懐に手を突っ込み、それを富裕層が分け合うという、景気浮揚そのものの目的のために最も理にかなっている方法が公営ギャンブルということになりますね。私は一人でそう理解しています。

個人レベルの賭博は一応禁止して、法的には倫理を演出する一方で、射幸心をくすぐり、金を巻き上げる公営ギャンブルは大いに疑問です。本来廃止すべきと思います。しかし宗教と比肩するくらい?の集金システム、政権・権力者がやめるとは思えません。

一人ひとりの国民がこうしたギャンブルに慎重な姿勢を持つしかなさそうです。
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