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被害者も悪い? [生活/くらし]

時事通信 交通局職員5人を不起訴=地下鉄作業中の死亡事故-横浜地検

横浜市営地下鉄3000系.jpg 横浜市都筑区の市営地下鉄線路上で2006年12月、レール点検をしていた作業員2人が電車にはねられ死亡した事故で、業務上過失致死容疑で書類送検された死亡作業員2人を含む市交通局職員5人について、横浜地検は21日、嫌疑不十分などでいずれも不起訴処分とした。
 5人は作業員2人と当時の交通局技術管理部施設管理所新羽施設区長、電車部新羽施設区主任2人。地検は区長と両主任について「(作業員が)監視員を配置しないまま作業することを予見できたと断定するだけの証拠がない」と説明。作業員2人については「死亡のため」としている。


よくわかりません。作業員を配置して、安全作業を担保すべき監督者に重大な過失があって、電車が来ることを知らずに作業員が点検作業をしていた、というのであれば、現行法下では監督者に対して業過致死罪の疑いで刑事訴追が行われるであろうことはわかります。
地検の説明では、作業員側が自ら監視員を置くべきであったということになるのでしょうか。

いずれにしても今までもこうした記事に書いて来たように、誰かを刑事訴追しようとする動きには反対を唱えてきました。その意味においては不起訴は適切と思います。

横浜地検.jpgわからないのは作業員を起訴しようとしていたのかということです。自らが被害に遭い、電車にひかれています。被害者がなぜ起訴されなければならないのでしょうか。もし命を落としていなかったら起訴されて何を咎められていたのでしょうか。

他の記事でも時々目にします。死亡した被害者もなぜか書類送検されることがよくあります。もちろん死亡しているため起訴されることはありませんが、でももし生存していたら何を咎めようとしたのか意味不明のことが多くあります。

単に警察ではよくわからないから、すべて送検してあとは任せた、ということなのでしょうか。
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