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自動車制限速度の見直し [車/バイク]

東京新聞 一般道80キロOK 規制速度に新基準 20年ぶり見直し

環七40キロ.JPG 警察庁は、都道府県公安委員会が道路ごとに定める規制速度の決定方法を見直し、交通実態に応じたきめ細かい基準の新設を決めた。一般道路でも安全が確保されれば、時速八十キロを上限に、法定最高速度六十キロを超える規制速度の設定も検討する。

 身近な生活道路では「三十キロ以下」の規制も登場。規制速度の決定方法が見直されるのは一九八九年以来約二十年ぶりで、本年度中にも基準を示す。外部有識者らの委員会(委員長・太田勝敏東洋大教授)が二日、報告書を国家公安委員会に提出した。

 規制速度は一般道路で六十キロ、高速道路で百キロの法定最高速度を基準とし、都道府県公安委員会が事故の発生状況などを参考に決める。法定最高速度を超えるケースは、栃木県の国道119号の一部での八十キロ規制などがあるが、極めて少ない。

 報告書は、一般道路について全国約四百五十カ所の実勢速度調査を基に、市街地かどうか、車線数、中央分離帯の有無、歩行者数により十二に分類。区分ごとに四十・五十・六十キロの三種類の基準速度を定め、個別状況により補正するとした。

 バイパスや立体交差など、構造により自転車や歩行者がいないか少なく、安全が確保できる場合は、法定最高速度を上回る規制速度を検討する。

 住民が日常生活に使う生活道路は、歩行者、自転車との事故を回避できる三十キロ以下の規制が望ましいとし、速度抑制の機材も併用。高速道路は、インターチェンジ間ごとに規制速度を設定してきたが、道路の構造などを加味して、より細かく見直すとしている。


速度抑制デバイス.jpg現在の一般道路の制限速度の決め方には不自然さを感じていました。例えば走りやすい環七通りはなぜかずっと制限速度が40km/hとなっています。渋滞時以外でこんな速度で走っていたら自分が渋滞の先頭になってしまうか、すいていれば殆どの車両にどんどん抜かれて行きます。あまりに現実と乖離した制限速度です。そして時々獲物を狙うようにオーバーパスの手前の側道に覆面PCがじっと停まっていたりします。
何かで読んだのですが、そもそも一般道において国道は制限速度60km/h、都道府県道は50、区市町村道は40というように、道路構造に関係なく、定められてしまっていると聞いたことがあります。どんな高規格道路であっても、無意味な制限速度上限が課せられるということになります。

やはり今後現実に即した制限速度設定が為されるべきだろうと思います。

一方、住区内道路では速度抑制デバイスが色々工夫されています。下の写真のようなハンプやキャッツアイを設置することで、効果的に通行車両の速度を落とさせることができます。また街路樹を互い違いに植えて、波打つような車線を設定しているのも見たことがあります。

こうしたメリハリのある車両速度制限をきちんと考えて欲しいものだと思います。
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Quri

これは権力者側のわかりやすい常套手段と理解していました。すなわち遵守することが極めて難しいところにルールを設定しておく、するとふつうの人はルールを破らざるを得ない、そこで権力者は「見逃してやっている」という有利な立場から、都合のよい時に好きな相手を取り締まることができるというパターンですね。交通の制限速度以外にも、われわれの業界では「薬のみ」や「リハビリのみ」の外来診療など、およそ許認可のからむ分野で枚挙の暇がありません。非常に姑息なやりかたであると私は常々憤慨しているのですが、現実に即した設定に改定されないルールが多いのはこの理由が大きいのではないでしょうか。

by Quri (2009-04-26 21:13) 

筍ENT

Quri先生、ご訪問ありがとうございます。

ご指摘の医療業界では、昨今「薬のみ」に厳しい締め付けをして来ました。リハビリも回数を制限したり緩和したり、ですね。
本当に役人はけしからぬと思ってしまいます。

「見逃してやっている」のかも知れませんが、きちんと医療者もドライバーも権利を主張していかないといけないのでしょう。しかし医師会も一枚岩ではないし、権力に分断されていそうです。増してドライバーの結束は殆どないに等しいですね。

権力にもの申す力をつけるのにどうしたらよいか、考えてしまいます。

コメントありがとうございます。
by 筍ENT (2009-04-27 08:37) 

佐藤

ただ、住宅街でロクに徐行もしない自動車や
公園の出入り口で児童が飛び出る可能性があるというのに一時停止や徐行すらしない
子供殺しともいえる運転ドライバーの蔓延具合も気になるところです。
日本の自動車社会は公道でも制限速度すら守られていないのが現状ですからね。
住宅街では子供がひょっこり現れそうなところでは徐行や一時停止するべきなのですが、ほとんど守られていない。
公道で制限速度を守っていれば車間距離を詰めて煽られ(違反)パッシングやクラクションを鳴らされたりもするそうです。
制限速度を守っていれば防げた事故などいくらでもあるでしょうに、今は制限速度を超えた走りをしても罪の意識すらないのでしょうか。
事故を誘引する路駐、違法駐車も数多いですし、自転車レーンに駐車するとんでもないドライバーもおります。
警察にはより一層、違反運転が蔓延している自動車ドライバー界に厳しい目を向けてほしいものです。
ドイツでは都市部自動車乗り入れ禁止だそうですよ。日本は住宅街でもそうするべきでしょう。
自動車の規制取り締まりが甘い社会は、かつての"交通戦争時代"に自動車ドライバーにより多数の子供の生命が奪われた時代の再来にもつながってしまいます。
by 佐藤 (2010-10-14 04:46) 

筍ENT

ご訪問ありがとうございます。

ご指摘のように、速度制限を始め、道交法が遵守されていないために発生する交通事故も多々あることと思います。
そこで違反をきっちり防ぎ、歩行者や車以外の交通弱者を保護する政策が求められると言うのは間違いないと考えます。

そこで、本文のように現実と乖離した速度制限などは結局標識無視をもたらします。また今のように陰に隠れてドライバーを捕まえ反則金売り上げにのみ汲々とする警察のやり方も疑問です。
堂々と見えるように白バイやパトカーを配置すれば、本当に制限速度も守られ、一時停止も励行されると思います。

古い記事でしたが、コメントをありがとうございました。
by 筍ENT (2010-10-14 08:48) 

連続婦女暴行魔 中島大士

愛媛県今治市波止浜169在住の中島大士(なかしまたいし)は暴走族今治連合に所属する暴走族です。
彼らは少女を車で拉致して暴行を加えては、写真を撮り、自分たちには関東連合がバックについていると言って脅します。
そして、被害者の周囲で執拗に暴走を繰り返し、恐怖を与えて口封じをし、再び暴行に現れます。
今治連合の暴走族中島大士に気を付けて下さい。

by 連続婦女暴行魔 中島大士 (2015-12-24 02:58) 

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