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警察のやることに絶対に間違いはありません [生活/くらし]

asahi.com 民事判決「他殺と推認」県警は「自殺」 愛媛の漁師死亡

愛媛いかり.jpg 愛媛県宇和島市沖で06年に遺体で見つかった漁師の男性(当時64)=同県愛南町=の妻(48)が、「夫の死は自殺ではない」として、えひめ南農協(同市)に生命保険の特約分の支払いを求めた訴訟で、松山地裁宇和島支部(小崎賢司裁判官)は15日、「他殺と推認できる」として、遺族側に2500万円を支払うよう農協に命じた。遺体発見当時、捜査に当たった愛媛県警は自殺と判断していた。

 判決などによると、男性の遺体は06年11月2日、宇和島市沖で、両足首にいかり(約10キロ)のついたロープが結ばれた状態で見つかった。死因は冷たい海水につかったことによる心原性ショックだった。捜査した県警は07年2月に「自殺の可能性が高い」と遺族に説明。農協は災害特約に基づく保険金の2500万円を支払わなかった。

 小崎裁判官は判決で、海流などから考えて遺体の発見場所が不自然で、足に結ばれていたいかりが本人のものではなく、海上で見つかった男性の船には魚が残されていた点などを指摘。「自殺と推認するのは合理性、相当性を欠く」と判断した。

えひめ南農協.jpg 同農協の上部団体のJA共済連愛媛は「判決を真摯(しんし)に受け止め、今後の対応を検討したい」としている。県警捜査1課は「必要な捜査はした」とコメントし、再捜査はしない方針だ。


色々な場面に出てきます。警察は無謬だ、警察のやることに間違いはない。彼らの発表するコメントは全てこれで貫かれています。
エラーを発生させない人間はいないし、その集団組織は企業であろうと医療機関であろうと、公的機関であろうとミスや誤った判断は必ずあります。どうして警察組織だけがこうも硬直した態度を取るのでしょうか。

今まで一番多く取り上げて来たのが、交通違反に対する、主に追尾による取締りでした。追尾された車両が逃走のために無理な運転を行い、時に無関係な車両や歩行者などを巻き込んだ事故を起こしてしまい、また被追尾車両運転者が死傷するケースも多くなっています。
愛媛県警察.jpgしかし、警察は一切自らの責任を認めようとしません。

今回の事件も、民事裁判とは言え、他殺の判断が示されています。三権の一翼を担う裁判所が他殺の可能性が高いと認めています。なぜ警察の態度はこうも頑ななのでしょうか。
もう一度捜査資料を見直してみる、もう一度現場検証をやり直す、それから結論を出しても遅くないでしょう。そうしたことを一切せずに、言下に再捜査をしないと述べています。

警察は無謬だ。この方針は地方県警に至るまできちんと貫かれています。不起訴処分を咎める検察審査会のようなシステムがなぜか警察の“再捜査不履行”に対しては設置されていないのが不思議です。
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