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やはり警察は身内をもみ消し [生活/くらし]

毎日新聞 <飲酒運転>巡査部長の事故を警部補がもみ消し 愛知県警

 愛知県警稲沢署生活安全課の男性巡査部長(58)が同県一宮市で飲酒運転して事故を起こし、この事故処理をした一宮署交通課の男性警部補(41)が飲酒検知を途中で打ち切って飲酒運転をもみ消していたことが24日、分かった。同県警監察官室は犯人隠避容疑で警部補を調べるとともに、巡査部長を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検する。
 同室によると、巡査部長は2日午前7時40分ごろ、稲沢署に出勤のため乗用車を運転中、一宮市の交差点で別の車と出会い頭の事故を起こした。双方にけがはなかった。
 巡査部長は、事故処理に駆けつけた一宮署の警部補に身分を明かしたが、アルコール臭がしたため、現場で飲酒検知を実施。呼気1リットル当たりのアルコール濃度が酒気帯び運転に当る基準値(0.15ミリグラム)を超えそうになったため警部補は検知を打ち切り、基準値以下で酒気帯びに当たらないとして処理した。
 しかし、同日午前9時ごろ、残りの事故処理のために出向いた一宮署で、同署交通課の警部が巡査部長のアルコール臭に気付き、検知結果の数値の低さを不審に思って警部補をただしたところ、検知を中止したことを認めた。同署で再度、検知を行ったが、今度は検知方法を誤り正確な数値を出せなかったという。
 警部補は「(巡査部長が)飲酒運転で免職になるのがしのびなかった」などと説明。巡査部長と面識はなく、自分の判断でもみ消したという。
 巡査部長は前日の午後7時と同11時ごろ、自宅で焼酎を計3合飲んだ後に就寝。翌午前7時20分ごろ、同県江南市の自宅を乗用車で出勤した。「一晩寝たので大丈夫と思った」などと話しているという。
 同室は「全職員に対する職務倫理を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。【加藤潔】



以前、警察官の万引き事件について、身柄拘束や送検、氏名公表など、一般市民と差があってはならない筈だという記事を書きました。

早速やはりおかしな事件が出て来ました。
予想通り警察官が同じ県警の警察官を庇って酒気帯び運転をもみ消しました。こうして表面化し、新聞にまで取り上げられてしまうのは氷山の一角なのではないかと疑ってしまいます。

さらに、きっちり身内を庇っている様子はニュース記事から伝わって来ます。一切の氏名公表がありません。警察側の予想コメント:「当該警察官の将来を考えて非公表としました」。
多くの市民の犯罪は、それが軽かったとしても、きちんと実名報道され、なかなかその人の将来を考えてもらえていないと思いますが。


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コメント 2

konaki

一般人の逮捕・送検では実名で発表するのに、警察は内部には甘いですよね。
それでいて、個人情報とか言い訳するのですから、開いた口がふさがりません。

法執行機関というのは、高度な規範性が要求されるはずなのに、内部の不祥事にはとても甘い警察組織というのは、信用を失うだけだということに早く気付いてほしいです。

愛知県警は、先の立てこもり事件で殉職した警部の美談は、たくさん発表するのに、不祥事はスルーというのもおかしな話です。
by konaki (2007-05-23 00:42) 

筍ENT

そう、先の愛知立てこもり事件で犠牲となった警官について、その冥福をお祈りするのはわかりますが、報道のされ方にはちょっと疑問を感じていました。

人を取り締まる組織は、自らが襟を正して欲しいものです。特に警察キャリアの人たちに。
by 筍ENT (2007-05-23 00:47) 

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