SSブログ

事故を未然に [医療事故]

asahi.com 開業以来初、通行手形が出ず運行停止 千葉・久留里線

 「タブレット」と呼ばれる真鍮(しんちゅう)製の通行手形を運転士にわたすことで衝突事故を防ぐ――。古典的な安全システムを残す千葉県のJR久留里線で4日、タブレットが保管専用の機械から取り出せなくなり、久留里―上総亀山間の運行が一時止まった。大正元(1912)年の同線開業以来、「こんなトラブルは初めて」(JR東日本)という。

 4日午前9時50分ごろ、久留里駅から上総亀山駅に向かう列車のために、久留里駅でタブレットを取り出そうとした。ところが、機械の不具合で取り出せず、昼過ぎまで運行できなくなった。

 久留里線は全線を3区間に分け、各区間を走る列車の運転士に直径約10センチの円盤形タブレットを一つ渡している。タブレットを持つ列車を1区間に1本だけ存在させることで、単線での衝突事故を防ぐ仕組み。

 今回の場合、久留里駅のタブレット保管機を操作し、上総亀山駅にタブレット発行を申請する。この区間にほかに走行列車がなく、運行が承認されると、久留里駅の保管機からタブレットが出てくるはずだった。

 この方式を残すのはJR東日本管内ではほかに只見線の一部区間のみ。独特の趣があるため、鉄道ファンに人気がある。

久留里線に乗ったことはないのですが、かなり昔、タブレットを九州かどこかの単線区間で見た記憶がかすかにあります。

タブレットが取り出せなくなったので、それを承知で連絡し、タブレットなしで汽車を運行させるという選択肢もあったのかも知れませんが、それをせずに運航停止したのは、正しい選択だったと思います。万が一事故が起きてからではおそいので、列車の運休や遅延が発生しても、こうするべきだったと思います。

どんな現場でも安全が全てに優先される、良い例だったのではないかと思います。少し怪しいと思っても見切り発車することは、鉄道に限らず決してやってはならないことと考えます。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 2

konaki

お久しぶりです。

父方の実家が久留里線沿線なので、こちらのブログで久留里線の話題を拝見できてビックリです。
久留里線は、以前は国労職員の左遷先らしいですし、地元ではサルでも運転できるなど言われてました。
現在人気の漫画「鉄子の旅」の記念すべき第一話が久留里線だということは地元の自慢です。
by konaki (2007-07-21 01:07) 

筍ENT

時刻表では良く見ていましたが、久留里線がかつて国労組合員の左遷先というのは知りませんでした。
サルでも‥ということは線路や駅の配置が比較的覚えやすいということでしょうか。でも、単線である以上、事故防止は気を遣うでしょうか。
自然にも富んでいそうで、ご実家に行けるのは楽しみですね。
by 筍ENT (2007-07-21 13:46) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。