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ラ・フォル・ジュルネ・オ・カナザワ [音楽/読書]

北國新聞 「熱狂の日」金沢で開催 仏発祥の世界的音楽祭 5月、東京に次ぎ国内2番目

 フランス発祥の世界的音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」が、今年五月の大型連休中に金沢市内を会場に開催されることが決まった。県立音楽堂を中心とした一帯がコンサート会場となり、世界トップクラスの音楽家が多彩なプログラムで競演する。国内での開催は東京に次いで二番目で、集客力のある新たなイベントの誘致で、県などは二〇一四(平成二十六)年度末とされる北陸新幹線金沢開業後の首都圏や沿線からの誘客の目玉の一つにしたい考えである。  北國新聞社の新春鼎談(ていだん)の中で、谷本正憲知事が明らかにした。世界最大級の音楽祭である「ラ・フォル・ジュルネ」は、一九九五年から毎年、欧州を中心に開催されており、国内では〇五年から都内でも開かれている。

 県や金沢市が誘致を働き掛け、今年からは東京に加えて金沢市でも同時期に開催することになった。金沢市は世界で六番目の会場となる。

 音楽祭は、世界各国の一流音楽家によるさまざまな趣向を凝らしたクラシックを中心とした公演を低料金で提供し、本格志向の愛好者から子どもまでが気軽に楽しめるのが特徴となっている。

 「ラ・フォル・ジュルネ金沢 『熱狂の日』音楽祭2008」(仮称)の開催期間は五月三日から三日間を予定しており、県立音楽堂や金沢市アートホールをはじめ、駅周辺全体が音楽祭一色となるような仕掛けも予定されている。

 今年の東京会場では、「シューベルトとウィーン」をテーマに約三百九十公演を開催予定。関係者によると、金沢会場ではベートーベンをテーマに、東京とは別のプログラムを設定する方向で調整しているという。具体的な公演内容などは、今月下旬にも官民一体となった実行委員会を発足させ、検討を進める。

 ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日) 1995年にフランス・ナントで始まったクラシック音楽祭。これまでに、ポルトガルのリスボン、スペインのビルバオ、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ、東京で開催されている。来場者がコンサートをはしごして楽しめるよう、1公演を45分程度と短く設定するほか、民族楽器などの演奏を体験できるワークショップやゼロ歳児を対象にした演奏会など、多彩なイベントで聴衆を魅了する。昨年の東京会場では約400公演が繰り広げられ、来場者は100万人を超えた。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンについては何度か取り上げて来ました。実際に私が聴きに行った昨年5月の東京国際フォーラムでの様子を 本ブログでご紹介しました 。必ずしも演奏会会場としては優れているとは言えないものの、多くの演奏を聴く機会に恵まれるという点では大変良いイベントと思います。

一方、金沢がクラシック音楽にかける意気込みは、やはり昨年金沢で シューベルト・フェスティバルin金沢 が行われたことを紹介しました。既にこのフェスティバルが、ラ・フォル・ジュルネと似たような催しではあります。

一つだけ苦言?を呈しておくと、このラ・フォル・ジュルネ・オ・カナザワを東京と日程を重ねないで欲しかったと思います。国内外の演奏家も5月3~5日は東京と金沢のいずれかしか出演できず、また聴きたい人もどちらかしか聴けません。
日程を重ねずに両方とも東京でやれ、などというけしからぬことは言いません。ただ時期をずらしてもらえると良かったかと思います。
日本では4~5月のGW、8月のお盆、年末年始がまとまった休みを取りやすい時期で、さすがに正月という訳には行かないでしょうから、暑いですが8月に冷房の効いた会場でベートーヴェンを聴きたかったと思います。時期がずれていたら金沢まで聴きに行ったかも知れません。

それはさておき、以前にも書きましたが、こうして日本にクラシックが浸透して来たのは嬉しい限りです。「音楽を名乗る騒音」が地盤沈下して、私同様クラシックに関心をシフトさせる人が増えて来たことも一因かも知れないと考えています。
各地でこうした催しがもっと増えることを期待したいと思います。ただ、時期を相互に調整して欲しいと希望します。


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