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痴漢 [生活/くらし]

産経新聞 「犠牲あったが、信じてよかった」無罪判決の男性、安堵の表情 痴漢裁判

大阪痴漢被告弁護人.jpg 「率直にうれしいです」。昨年5月の逮捕から1年3カ月。一貫して無罪を主張してきた男性は、この日の地裁判決に安(あん)堵(ど)の表情を浮かべ、「1年以上の間、自分の人生や家族のことなどさまざまな犠牲があったが、真実を信じてきて本当によかった」と話した。

 男性はこの日、紺色スーツにネクタイ姿で出廷。緊張した面持ちで証言台に立ち、裁判長の判決言い渡しに聞き入った。
 「被告人は無罪」。裁判長の声が響くと、傍聴席がどよめき、男性は天井を仰いで、「ふー」と息をもらした。傍聴席では男性の妻らが涙を流した。
 逮捕され、約2週間身柄を拘束された。勾留(こうりゆう)中から妻に痴漢冤罪(えんざい)裁判で無罪になった人の著書を差し入れてもらい、どうすれば裁判官に無実が伝わるか考え続けた。
それでもボクはやってない.jpg 保釈後は、家族や友人、勤務する会社も「(男性は)痴漢などする人ではない」と支援。被害を訴えた2人の女子高生の証言をもとに友人らに協力してもらい、起訴事実と同時刻の電車に乗って再現実験したビデオ映像を証拠提出するなどして無罪を訴えてきた。
 閉廷後、男性は「家族や友人、会社の人たちが支えてくれたおかげ。今日の判決の中身についてはもう少し時間をかけて検討したいが、今はとにかく無罪が出てほっとした」と時折笑みを浮かべながら話した。
 この日は大阪市内の会社に早朝出勤した後、会社を抜け出して判決公判に出廷した。男性は会社に戻り、午後から普段通りに勤務に就くという。


自分がやってもいない犯罪の疑いを晴らすのに、こんなに大きなエネルギーと時間を費やさねばならなかった被告人の気持ちを思うと、頭が下がると同時に、冤罪の恐ろしさ、安易な警察の捜査に怒りを覚えます。

痴漢の嫌疑をかけられると、無実を証明するのは困難を極め、この被告人も他記事で紹介されていますが、取り調べから早く抜け出したくて、つい無実の罪を認めてしまいそうになったと言っています。

大阪環状線.jpg警察・検察は被害者の訴えを鵜呑みにして、被疑者を責め立て自白を取り、それを根拠に有罪にしようとします。簡単かつ非常に安易な捜査です。
疑わしきは罰せず、という建前は、こと痴漢容疑に関してはどこかに行ってしまったかのようです。

もちろん痴漢行為が許される訳ではありません。しかし安易に被疑者を有罪に仕立ててしまう今の捜査はこれまた許されないと思います。

濡れ衣を着せられたこの男性への補償は誰がどのように行うのでしょうか。
そして、どうして満員電車では男性が両手を挙げた状態で乗車しなければならないという不条理を強いられなければならないのでしょうか。
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