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ぜったい誰かが悪い [生活/くらし]

読売新聞 滑り台事故、重体の園児が死亡…広島・廿日市

くすのき幼稚園.jpg 広島県廿日市(はつかいち)市の私立「くすのき幼稚園」で今月20日、上着が滑り台の手すりにひっかかって首が絞まり、意識不明の重体になっていた園児の女児(3)が、29日午後4時10分頃、入院先の病院で死亡した。

 廿日市署などによると、女児は事故当時、肩の部分に模様として穴が空いた毛編みのポンチョを着ており、穴に手すりの上端が引っかかり、首が絞まった状態になった。同署は業務上過失致死容疑で、管理体制などについて調べる。


同様の事例を取り上げて何度も書いて来ました。
どんな人にも、いつも周りには危険な落とし穴があいています。いつ落ちるかわかりません。そしてその落とし穴に落ちて不幸な目にあった時に、自らの、または身内の不幸を嘆くのみならず、関与した人間がいれば、恨みをぶつけようとします。

そしてその恨みをぶつける対象にされてしまう人間を、一緒になって刑事罰に処そうと動くのが警察・検察です。

廿日市署.jpgこのニュース記事でも、滑り台の手すりに突起物があったことを咎めて、設計者や製造過程での不良を糾弾しようとすればできそうです。穴あきポンチョをデザインしたアパレルのデザイナーを捕まえて、おまえのせいで子供が一人死んだぞ、と責めることもできます。そしてこの園児を十分に監督していなかった幼稚園の教諭が悪い、と言って糾弾することもできます。

私には全て言いがかりに聞こえます。そうまでして誰かを刑事罰に処そうとする力学はいったいどこから発生するのでしょうか。まさか警察の刑事課が交通課同様、ノルマに追われているのではないでしょうね。

業過致死傷罪はない方が良いとは思っていますが、もしこれを適用するのなら、慎重に願いたいと思います。運用によっては不毛なとげとげしい社会になって行ってしまうと考えます。
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