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2007年所沢フィル演奏会 [音楽/読書]

昨年も出かけた、アマオケ・所沢フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会を聴きに行きました。毎年所沢市のきれいなホール「ミューズ」で行われます。

今年はスメタナ「リブシェ」序曲、ハイドン「チェロ協奏曲第1番」、ドヴォルザーク「交響曲第8番」でした。指揮者は寺島康朗という人で、所フィルとの共演は初めてと思われます。

昨年はブラームス交響曲第4番をメインに、指揮者に米崎栄和を迎えての演奏でした。米崎マエストロの指揮には感銘を受けましたが、オーケストラの方が十分について行けず、特にヴァイオリンは技術的にもう少し努力が望まれました。昨年のこの演奏会については、本ブログのポータルにもしてあるm3.comブログ に書きました。ヴァイオリンの音程が揃わず、オケの実力に不安を残しました。

今年の演奏では、メインのドヴォルザーク交響曲第8番の演奏は比較的良かったと思います。特に第2楽章の出来が良く、ヴァイオリンはじめ各楽器ともよく練習されたことが伝わって来ました。むしろマエストロ寺島氏が、各楽句をもっと描き分けたり、次に進む時の“溜め”を作っても良いのではないかと思われました。しかしそれでも彼の音楽作りは十分伝わって来ます。かつて聞いた 日本のプロオケと、国際的指揮者を聞いた時の不満・怒り を思い起こすと、これに比べたら、よほどある意味優れた演奏だったと思います。

ちょっと残念なのは、このメインのドヴォルザークに専念して練習していたせいか、オープニングのスメタナやハイドンは今ひとつの印象でした。さらにソロイスト・チェロの松本ゆり子も音を外した、というよりずり下がっていた部分が一カ所ならずあり、安心して聴いていられませんでした。

しかしやはりアマチュアオケのこと、引き続き応援して行きたいと考えています。


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フルトヴェングラーと第九 [音楽/読書]

asahi.com フルトベングラーの「第9」、別の音源見つかる

 1951年のドイツ・バイロイト音楽祭でフルトベングラーが指揮したベートーベンの「交響曲第9番」(EMI)はクラシックの伝説的名盤といわれる。ところで最近、この同じ演奏を、バイエルン放送が録音した音源が見つかった。状態は良く、演奏の細部が明確に聞きとれる。すると、こんな推論が浮上した。「伝説的名盤」は、本番の録音にリハーサルなどを取り込んで大胆に編集したものなのではないか――。

 ライブ録音は、うわさを聞いたチェロ奏者カルテンボルンが06年にバイエルン放送に照会し、後日、資料室で見つかった。放送記録も残り、箱に録音技師の名前もあった。同年10月に同放送関係者や音楽家らが試聴審査し、「51年のバイロイト」と判断したという。

 しかし、この「バイエルン版」は、EMI盤と様々に違っていた。例えば第3楽章冒頭はバイオリンの出が早い。終楽章でコーラスが「vor Gott」と歌う部分に激しい音量変化がない。聴衆のせきも、第1楽章から明確に聞こえた。

 カルテンボルンと親交がある、日本の「フルトヴェングラー・センター」の中村政行会長も、現地の審査会に参加した。中村会長は「EMI盤は聴衆ノイズを消すため、一部をリハーサルと差し替えたのではないか。様々に『化粧』を施したことになるが、スタジオ録音が中心だった当時ならありうることだ」と語る。

 「センター」の顧問で、半世紀にわたりフルトベングラーの音源を聴いてきた檜山浩介さんは比較の上で、こう語る。

 「EMI盤は、全体の4分の3が編集したものではないか。当時の流儀からして、ライブ録音以外に音源を使うならリハーサルだろう。バイエルン版は、EMI盤では破綻(はたん)がある合唱の出来がよく、終楽章の最後の凝縮感もすごい。戦後の新時代に向けたフルトベングラーの思いが伝わる」

 EMI盤には、実は以前から「一部が編集されているのでは」と想像を巡らすファンがいた。ただ、古い録音に詳しい音楽評論家の山崎浩太郎さんは言う。「編集が加わったものだとしても、EMI盤の芸術的価値は下がらない。優劣を論じず、虚心に聴き比べ、フルトベングラーの神格化を避けて、多面的に音楽を楽しむことが重要だ」

 バイエルン版は、バイエルン放送の協力で「センター」が最近、CD化した。入手には入会が必要。詳しくは「センター」のサイトへ。

 ◆バイロイト音楽祭のベートーベン「交響曲第9番」演奏会

 1951年7月29日、第2次世界大戦で中断されていた音楽祭が再開された。フルトベングラーの指揮で、バイロイト祝祭管弦楽団と同合唱団が演奏。ソリストにシュワルツコップ(ソプラノ)、ヘンゲン(アルト)、ホップ(テノール)、エーデルマン(バス)らの名歌手が加わった。20世紀を代表するベートーベン演奏の偉大な成果とされている。


録音技術も発達し、多くのオケが色々な指揮者と第九や様々な曲を演奏し、そのCDが溢れています。こうした中で50年以上前のフルトヴェングラーの録音がこうして話題にされるのを耳にすると、どんなに聴衆に感動を与えた演奏なのか興味が湧いて来ます。
フルトヴェングラーに関しては色々な著書で記載があり、録音嫌いであった彼のいやいやスタジオ録音よりライブの方が素晴らしいとか、ホールの反響によってテンポも変えて演奏したとか、文章では良く読みます。

叶わぬ夢ながら、フルトヴェングラーの演奏を直接聴いてみたかったものです。

それはさておき、日本における年末の第九、演奏会は良いのですが、有線放送その他で取り上げる時に、第4楽章の歌が入るところからばかりをかけたりします。これでは第九の真価はわかりません。ぜひ全曲流して欲しいものです。


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阿久悠と今の“音楽” [音楽/読書]

時事通信 阿久悠さん死去=代表曲に「また逢う日まで」「UFO」など

 「また逢う日まで」「UFO」などのヒット曲を作詞し、小説「瀬戸内少年野球団」でも知られる阿久悠(あく・ゆう、本名深田公之=ふかだ・ひろゆき)さんが、1日午前5時29分、尿管がんのため東京都港区の病院で死去した。70歳だった。兵庫県洲本市出身。葬儀は近親者で行い、後日「送る会」を開く。喪主は妻雄子(ゆうこ)さん。
 明治大卒業後、広告代理店勤務を経て作詞家となり、5000曲以上の作品を発表。手掛けたジャンルは演歌や歌謡曲からフォーク、アニメソングまで幅広く、代表曲に「白い蝶のサンバ」「勝手にしやがれ」「津軽海峡・冬景色」「熱き心に」「ピンポンパン体操」「宇宙戦艦ヤマト」などがある。テレビ番組「スター誕生!」の企画にも携わり、新人歌手の発掘、育成にも努めた。
 作詞の傍ら小説も執筆、1979年に発表した「瀬戸内少年野球団」は直木賞候補となり、映画化された。代表作に「家族の神話」「絹婚式」のほか、横溝正史賞を受けた「殺人狂時代ユリエ」など。97年に菊池寛賞、99年には紫綬褒章を受けた。  2001年に腎臓がんが見つかり、摘出手術を受けたが、リハビリを続けながら創作を続けていた。

今までこうした歌謡曲、フォーク等を、誰の作詞によるものか意識して聞いたことがあまりありませんでした。ニュース記事の他に私の印象に残っている曲は、「ひまわり娘」(伊藤咲子)、「私の青い鳥」(桜田淳子)、「もしもピアノが弾けたなら」(西田敏行)、多くのピンクレディーのヒット曲など、調べてみると枚挙にいとまがありません。

阿久悠氏に取り立てて思い入れがあった訳ではありません。ただ、たまたま聞いたラジオ番組にゲスト出演していて、今巷間に流れる曲の歌詞は一体どうしてしまったのだろうか、という発言をしていたのが記憶に残っています。阿久悠の詞にはどれもメッセージが込められているように思います。それに比べて、今の楽曲の歌詞は、本当に何かを訴えたくて作られているのだろうか、と彼は言っていました。

クラシックの評論で、日本人は歌のない曲を聞いて受け入れる能力が他の民族より優れているというものを読んだ記憶があります。オペラや歌曲も良いけれど、日本人はよく交響曲や協奏曲等を聴く、というものでした。

翻っていわゆるJ-POPやロックの曲でヒットチャートに上がって来るものの大部分はその曲も丁寧に作られたものか、首をかしげてしまうものが多いように感じています。曲もダメ、詞もおざなりに作られていたら、後世とは言わないまでも、暫く歌い継がれる音楽は出て来ないのではないでしょうか。

今の“音楽”は乾いたものが多いように思っています。私自身はクラシックに逃げてしまっていますが、もっと心の琴線に触れる音楽が出て来て欲しいと願っています。

阿久悠氏の冥福を祈りたいと思います。


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杉並区議会と日フィル [音楽/読書]

東京新聞 論争の前に美しい調べ 日本フィルが議場コンサート

 杉並区議会は十四日、六月定例会の初日にあたり、区と提携する日本フィルハーモニー交響楽団(日フィル)の議場コンサートを開いた。改選後初の定例会恒例で、日フィルをPRし、区民に議場に足を運んでもらうきっかけをつくるのが狙い。

 四重奏団がモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」など五曲を演奏。議員や区幹部は自席で、応募した区民約五十人は傍聴席で聴き入った。日フィルは杉並公会堂を拠点にしており、ある団員は議員を前に「若い演奏家を応援してほしい」と直接要望も。

 同区和田、主婦笹岡睦子さん(69)は「日フィルの演奏会にはよく行くが、きょうの演奏もすばらしい。議場には初めて来たが、ここで審議がされているのかと思った」と話していた。



杉並区は粋な企画をしたものです。さすがにメンバー全員が議場に入るのは無理でしょうし、写真からすると第一・二Vn、Va、Vcの4名による弦楽四重奏を行ったのだろうと思いますが、それにしても他に例をみない催しですね。
なかなか議会の傍聴に出かけるということもありませんが、昼間時間のある人はこれを機会に議会に対しても関心を持つのも良いと思われます。

N響以外の各楽団の主な演奏会会場を調べたら、下記のようになっているようです。
東京フィルハーモニー交響楽団はBunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティコンサートホール、サントリーホール。
東京都交響楽団は東京文化会館、サントリーホール、東京芸術劇場。
そして、このニュース記事の日本フィルハーモニー交響楽団は杉並公会堂を拠点にやはりサントリーホール、東京オペラシティコンサートホール、横浜みなとみらいホール、大宮ソニックシティなどで演奏会を開催しています。

当たりはずれもあるかも知れませんが、その気になれば都内でもあちこちで演奏会を聴きに行けそうですね。


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マーラー交響曲第9番/インバル [音楽/読書]

7月初めから、フィルハーモニア管弦楽団、エリアフ・インバルの日本公演が4日にわたっておこなわれました。曲目はマーラー交響曲第1番、2番、5番、9番、10番よりアダージョ、亡き子をしのぶ歌でしたが、いずれの公演も平日であり、とても全部は聴きに行けませんでした。
今日は最終日、池袋・東京芸術劇場に交響曲第9番を聴きに行きました。

マーラーを最初に世に広めたとされる、バーンスタインの演奏と比べると、インバルはテンポをあまり動かさない印象を持ちました。曲作りは主に強弱で、fffから、第4楽章の最後のpppまで表現は豊かでしたが、テンポに関しては、あまり動かすことなく、むしろたたみかけるように進んで行きました。

特に終楽章は低弦も動き、楽句を膨らませてたっぷり歌わせる方法もあるかと思いますが、それをあまりせずにどんどん進んで行きます。
この楽章で一番盛り上がり弦楽器がCの音を出すところで、インバルの一緒に声を出すところまで聞こえました。
その後曲の最後のpppは客席も息をのむような緊張感を維持し、消えるように曲は終わって行きます。

この曲はマーラーの厭世観とか、世を去ることを意識したものとも言われていますが、何だかインバルが心配になりました。既に齢を重ねたインバルが、燃え尽きているようにも聞こえたのです。

来年は東京都交響楽団に招かれ、来日の機会も増える筈です。まだまだもっと元気で指揮者としての活動を続けて欲しいものです。


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クラシック評論と聴き比べ [音楽/読書]

asahi.com クラシック『名盤鑑定百科』が完結

 クラシックの名曲のレコードやCD1万8000枚を、ジャンルごとに一覧にした『名盤鑑定百科』全6巻が『室内楽曲篇(へん)』の出版をもって完結した。音楽評論家の吉井亜彦さんが編纂・執筆した。

 スタートは97年の交響曲篇。その後、管弦楽曲、ピアノ曲、協奏曲、声楽曲・オペラと続けて出版、モーツァルトイヤーの06年には、モーツァルトの曲を集めた特別版も出した。それぞれのディスクは演奏者で分類、録音年代順に並べられ、レーベルや録音状態の一覧を付されている。

 例えばバッハの「無伴奏チェロ組曲」の項目には、6ページにわたる詳細な曲目解説ののち、39年のカザルスの名盤から最近の鈴木秀美のものまで計44枚をリストアップ。1行評を加え、あえて評者の「ひいきの引き倒し」を前面に出しているのが面白いところ。うなずくも首をかしげるもリスナーの自由と思えば、読み物として楽しめる。

 『室内楽曲篇』は3150円。春秋社。



クラシックは、同じ曲を多くの複数の演奏家が競演し、それを聞き比べて楽しむという、他のジャンルでは比較的少ない聴き方をするために、こうした本が多数出版されています。

リスナーの数だけ評論はあるので、なかなかこのようなクラシック評論の本の出版にこぎ着けさらにその印税で食べて行くのは大変、という文章を読んだこともありました。

ベルリンフィルを長い期間に亘って支配し、帝王と呼ばれたH.v.カラヤンなども評価する評論から、ファンタジーもイマジネーションもない、とこき下ろす評論まで、様々な文章を見ることがあります。

結局最終的には聴く側の一人ひとりが自分の好きな演奏を探し出すしかないということになります。理想的には何の色眼鏡もなく、予備知識も収集せずに、同じ曲を多数聴き比べるのが良いのですが、いかんせん長い長いクラシックの曲を、演奏を変えて何回も聴くのは難しいかも知れませんね。

好きでもないCDに投資するのがもったいないと考える場合は、やはり地元の図書館を活用するのが良いと思います。自治体にもよりますが、意外に多くのクラシックのソフトを聴くことができると思います。


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冨田勲 [音楽/読書]

時事通信 初の受賞者に冨田勲氏―「浜松賞」

電子楽器を使った演奏や音楽制作で先駆的貢献をした人物をたたえる「エレクトロニクス・アーツ浜松賞」(ローランド芸術文化振興財団主催)の初の受賞者として盾を贈られた作曲家の冨田勲氏(25日午後、東京)【時事通信社】

冨田勲は、M.ムソルグスキー「展覧会の絵」、G.ホルスト「惑星」などを編曲してシンセサイザー演奏を行いました。
私的な話になりますが、この2曲に関しては、それぞれの原曲を聴く前にこの冨田のシンセサイザーによるLPを聴きました。冨田ワールドを通してこの曲が刷り込まれ、その後に原曲を聴くことになりました。

惑星については、冨田がこのシンセサイザー演奏を録音する時、初めてホルストの遺族がこれを許可したという話を聞いたこともあります。今でこそ歌詞までつけて歌われていますが、当時は画期的だったのかも知れません。

一方展覧会の絵は、ピアノによる原曲の他、M.ラヴェルの管弦楽編曲をよく聴きますが、私は初めてこの曲を聴いたのが冨田版でした。
今振り返って考えれば、原曲を墨絵、ラヴェルを色彩豊かな油彩画とすれば、冨田は漫画ということになってしまうかも知れません。しかし一方、指揮棒だけでは実現できなかった展覧会の絵の、独自の描き方がこれほどはっきり示された演奏は他にないとも言えます。

この他にドビュッシーやプロコフィエフの曲もシンセサイザーで演奏したものを聴くことができます。特筆すべきは、現代のようなデジタル技術のまだない時代に、アナログテープに重ね録りを繰り返して、これだけの曲作りを実現したことです。想像しただけで気の遠くなるような作業で、貴重な録音と言えると思います。
今これらを聴いても古さを感じさせません。
第三の展覧会の絵、聴いてみる価値があると思います。


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青少年オケ [音楽/読書]

さきがけonTheWeb 青少年オケが30回定期演奏会 観客から大きな拍手

 秋田青少年オーケストラ(羽川武団長)の第30回記念定期演奏会が22日、秋田市のアトリオン音楽ホールで開かれた。日ごろの練習を通じ培った一糸乱れぬアンサンブルは、会場を埋めた団員の家族や友人ら約470人の聴衆を魅了した。

 演奏会には小学3年生から大学生までの団員26人をはじめ、同オーケストラの指導者、卒団生、県内各地のオーケストラで活動している弦楽器奏者ら総勢約60人が出演。「交響曲第8番」(ベートーベン)などを披露、曲が終わる度に観客席からは大きな拍手が沸き起こった。

 同オーケストラは昭和49年4月、団員3人で発足。53年からは毎年春に定期演奏会を開催し、国内の第一線で活躍する演奏家も数多く輩出している。



実際に聴きに行った訳でもなく、記事からでは当然わからないのですが、本当に一糸乱れぬアンサンブル、であれば聴いてみたかったと思います。その上で指揮者の作り出そうとする音楽にどこまで食いついて行けたかがオケの実力になると思いますが。

ただ、青少年、というのが期待が持てそうです。何か手に仕事を持って、時々練習に集まるアマオケも、好きな人が集まっているので、その演奏に期待したいところですが、やはり年齢で青少年オケにちょっとかなわないところもあったりするのかも知れません。

自分の身近にこうしたオケがあれば聴きに行きたいところです。アマオケでは、埼玉県の所沢フィルを応援しており、年1回のコンサートにはなるべく行くようにしているのですが、その年によって、演奏の善し悪しに波があります。そこがアマの良さでもあり、限界でもあるのかも知れませんが。

身近に青少年オケがあれば、それも聴きに行って見たいと思います。


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ピッコロヴァイオリン [音楽/読書]

毎日新聞 ピッコロバイオリン・リサイタル:世界唯一の奏者セドフ氏、あす八尾で /大阪

 ◇屋久杉家屋に響く  ロシアのサンクトペテルブルク・フィルハーモニ交響楽団のバイオリン奏者、グレゴリー・セドフ氏によるピッコロバイオリン・リサイタルが15日午後6時半、八尾市刑部のいずみ苑で開かれる。
 ピッコロバイオリンは米国の製作者が30年かけて生み出した。小型で、通常より1オクターブ高い音が出るのが特徴。セドフ氏は世界でただ1人の奏者という。
 同苑は、泉佳保子さんが、祖父母が住んでいた田造りと呼ばれる古民家を修繕し、人が集えるスペースにした。セドフ氏は02年、初めて同苑で演奏。屋久杉を使った家屋はほかにない音響効果があり、「楽器の中で演奏しているよう」と気に入り、来日すると必ず同苑を演奏会場としている。
 大阪音楽大を卒業し、全国で活躍するフルート奏者の野原剛さん、オリジナルのソロ曲が高く評価される神戸在住のピアニスト、平原誠之さんらが共演。バッハやパガニーニ、ビゼーなどの曲を披露する。
 4000円。問い合わせは泉さん(090・8885・3276)。いずみ苑は近鉄高安駅から徒歩5分。



ピッコロヴァイオリンという存在を知りませんでした。このニュース記事を見て検索してみたところ、確かにこの楽器は世界に8挺しかなく、また実際に演奏に使われるのはセドフ氏の使っている1挺だけとのことでした。

興味が湧くのは、特にパガニーニの曲です。今回はオケとの協演ではないので、ヴァイオリン協奏曲ではないことになります。そうすると私の思いつく曲は他のバッハ、ビゼーも含めてあまりないのですが、パガニーニのヴァイオリン協奏曲はヴァイオリンやその奏者をいじめているのではないかと思われるような高音域を弾く部分があります。ここをピッコロヴァイオリンで演奏するとどんな音色に聞こえるのか、一度聴いてみたいものです。

いずれにせよ今回の演奏会は大阪なので、聴きにも行けませんが、東京に来ることもあれば、チャンスを窺ってみようと思っています。


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羽田健太郎 [音楽/読書]

毎日新聞 訃報 羽田健太郎さん58歳=ピアニスト

 テレビ番組「題名のない音楽会21」の司会などで知られるピアニストで作編曲家の羽田健太郎(はねだ・けんたろう)さんが2日、肝細胞がんのため死去した。58歳。葬儀は7日午前10時、東京都港区元麻布1の6の21の麻布山善福寺。自宅は非公表。喪主は妻幸子(さちこ)さん。

 東京都出身。桐朋学園大でピアノを学び、70年、毎日新聞社などが主催する第39回音楽コンクール(現・日本音楽コンクール)のピアノ部門で第3位に入賞した。卒業後、スタジオミュージシャンとして、多くのレコーディングに参加。作曲家としてはドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(TBS)などの音楽も手がけた。00年から始めた「題名のない音楽会21」(テレビ朝日)の司会では、ユーモアあふれる軽妙なトークが人気を集めた。今年の4月以降、体調を崩し、入退院を繰り返していたという。

ニュース記事にまずびっくりしました。私がそうした情報に疎いため、肝癌闘病生活をしていたということは知りませんでした。或いはそれが公表されていたのかどうかもわかりません。

「ニュースステーション」で、桜の下でピアノ演奏をしたり、その後「題名のない音楽会」の司会になり、何かとよくテレビで見る機会がありました。
東京では東京都医師国保が彼を招聘し、他に数人のヴァイオリニストなどソロイストをゲストに招き、東京国際フォーラムでコンサートを行ったこともあり、聴きに行ったものです。

一流の、芸術性を追求するストイックなピアニストというのとは違い、クラシックを親しみやすく紹介した功績は大きいと思います。
特に題名のない音楽会は、黛敏朗(なぜ超右翼の彼をテレ朝が起用したか、今でも不思議ですが)の時代から見ていましたが、黛とハネケンの司会の時が面白かったように思います。

特にハネケンが好きだった、という訳でもなかったのに、寂しく思っています。
ご冥福を祈ります。


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